エンジン

オイル交換の上抜きアレルギーの人が多いのは何故か?実際に試してみるとわかる上抜きのメリット

エンジンオイルの交換で、上抜きをすると

「どうしてドレンボルトを外して下抜きしないんだ?」

「上抜きなんか駄目に決まってるだろう!」

という反対意見をよく目にします。僕は、自分の家の車は2台とも上抜きでオイル交換をしています。

上抜きを否定する人って、実際に自分で上抜きをやったことがない人だと思います。

なんで僕が上抜きを推奨するのかというと、2点理由があります。

・安全で楽だから

・下抜きよりより多くのオイルが抜ける車種があるから

オイル交換って、下抜きで行う場合は多くの車種をジャッキアップしないとできません。

オイルパンが低い位置にあり、オイル受けが車の下にはいらなかったりするからです。

僕が昔乗っていた車で、ジャッキアップなしで下抜きのオイル交換ができたのはNAエンジンの横置きエンジン搭載のホンダバモス。そして実家にある軽トラックのキャリィです。

この2台は地上高が高いからジャッキアップしなくてもオイル受けが入ります。まあ作業はやりくいけど安全ですよね。

ジャッキアップしてオイル交換をするのって、やはり危険が伴います。特に慣れてない人は、ドレンボルトをどっちに回せばいいんだっけ?とか、意外と固いボルトに苦戦することがあります。

そんな時にジャッキが倒れたら・・。リジッドラックをかけてればいいですけど、そうでない場合大けがをしますよね。

上抜きの方がオイルが抜ける車種が多数ある

そして、実際にやって驚いたのが、上抜きの方がオイルが抜ける車種。

このシエンタもそうです。

やり方は簡単。まずは上抜きでオイルを吸えるだけ吸います。その後にドレンボルトを外してみる。

もしオイルパンからオイルがでてきたら、下抜きの方がオイルが抜けるということになります。

しかし、シエンタの場合はオイルパンからは一滴のオイルも出てきません。

上抜きって、真空を作り出してオイルレベルゲージの筒からオイルを吸いだします。真空になっているので、より多くのオイルが吸い出せる車があるんです。

自分が乗っている車が、上抜きの方がたくさん抜けたらもう下抜きを行う理由はありませんよね。

しかも最近の車ってオイルパンがアルミです。アルミのオイルパンに対して、ドレンボルトの脱着を繰り返すと舐める可能性もあります。

ちゃんとトルクレンチで締めてればいいけど、規定トルクで締めていても舐める事って何故かあるんです。

一番安全なのはドレンを外さないこと。僕が乗ってるアトレーも上抜きのほうがより多くのオイルが抜けます。

そしてオイルパンはアルミです。下抜きをする理由は何もなくなるわけです。

家に複数車がある場合、オイルチェンジャーを買って試してみる価値があります。上抜きの方が抜けると判明したら、オイル交換が非常に楽になるのでお勧めです。