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専門学校からの求人のお願いが来るということ

うちの工場の近くには、自動車整備士の養成専門学校が存在する。冬になってくると、そこの学校の人事部というような場所から、御社へ求人依頼をお願い申し上げます。
などといった封書が毎年届く。まあこれは学生の就職先を確保するために、学校が働きかけているということが良く分かる。

僕はたたき上げだから整備学校に行かないで就職して働きながら資格を取った。

先輩や僕の同輩達が学生のころはこの辺には栃木とか富山にいかないと整備士の養成学校はなかったらしい。
それにしても、その当時に比べて自動車整備士の求人というのは減っているらしい。

各自動車メーカーは、自社の整備士学校を持っている。僕の友達は日産栃木の専門学校を卒業して、日産ディーラーへ整備士として入社した。義理の兄はトヨタの群馬の整備学校を得て、ネッツトヨタに入社した。
こういう自動車ディーラーへの整備士求人は、自社の専門学校を卒業するのを前提となる。

最初に就職試験を受けて、それに合格すると専門学校を斡旋してくれるそうだ。資格を取ってくると晴れてそこの自動車ディーラーへと整備士として入社が決まるのだ。
なので、自動車ディーラーへメカニックとして入社するのは、中途では厳しいということになる。
叩き上げで上がっていくにはやっぱり町工場である。町工場へは就職するには情熱が先になる。

社長は熱い人間が多く、情熱がある人間は結構採用される。資格は仕事をしながらとれば良い。
話を戻して、うちの工場の近くの自動車整備士養成学校。これはディーラーの直結整備学校ではない。
こういう学校になってくると、ディーラーとのパイプはさほど太くなくなってくる。

そこの講師が言っていたが、自動車整備士の求人は極端に減ってしまったのだという。
若者の自動車離れが進んで、メカニックになろうと思ってる人間が居るほうが貴重だと思っていたが、そうではないらしい。やはり営業にあがると同時に辞めていく自動車ディーラーのメカニックなどが飽和状態になっていて、経験者を欲しがる工場にフレッシュな求人が少なくなってきているのが現状なのかもしれない。