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サイドブレーキの調整は、その車のオーナーに合わせたセッティングにするススメ

本日はサイドブレーキの効き具合について。
昔のスバルのレオーネはサイドブレーキでフロントのタイヤをロックさせました。
トラックなどはミッションの後ろにドラムブレーキを備えていてプロペラシャフトをロックさせています。
これは車の真ん中部分についてることからセンターブレーキといいます。
あとの9割位の車はサイドブレーキで後輪をロックします。
サイドブレーキはステッキレバータイプ、普通のレバータイプ、
足踏みのペダルタイプなどで操作するのが一般的です。

このサイドブレーキ調整こそが初心者整備士にはなかなか難しいのである。
そして調整によってはサイドブレーキのレバーなどがかなりかたくなる。
つまり強い力で引っ張らないといけなくなるため整備後のクレームにもなりかねない。
タイヤを回してその感覚でブレーキシューを広げていきますが、この感覚が難しい。
2WDの場合、リヤはデフがない場合が多く、そのタイヤを回す感覚は緩い。
つまり4WDの感覚でシューを広げてやると、サイドブレーキのレバーがかなりかたくなる。
一方、4WDでもLSDが入っていたりすると通常より感覚的に重くなったり。
サイドブレーキの調整が苦手な整備士も多いのではないでしょうか?
僕は大型のドラムブレーキばかり整備していたので、ブレーキ調整は得意な方です。
サイドブレーキの調整方法も様々。全く車両側でできないもの。ダイヤル式でないもの、
ドラムをはめたら調整ができないものなどなど。ワイヤーで調整するもの。
サイドブレーキの調整は奥が深い。
僕は前回との車検の距離をまず把握しておいて、分解前にどの位のかたさか確認しておく。
そしてダイヤルをどの位回すか考える。
そして何より最後に実際にサイドブレーキを引っ張ってみる。これがやはり一番大切ですね
新車から初めて分解されるような車はダイヤルをいつもよりたくさん回しておく。
新車は少しサイドブレーキの引きが甘い印象を持つオーナーが多いからだ。
サイドブレーキ調整は奥が深いのであった