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電極の溶けたプラグ

生まれてはじめて見た。
溶けたプラグ

よく熱価があわないプラグをつけると
エンジンを酷使するとプラグが溶けるって言うじゃんないですか?
あれをはじめて見た。

プラグはこのように溶ける。


じゃーん



どうですか?

見事に電極の受けの部分が溶けていますね。

まさかプラグが溶けるとは・・・。

この車は営業車で使われている軽のハコバン。

三菱のタウンボックスです。

ツインカムのターボ。

いつも車には機材を搭載して高速を飛んだりしているそうです。
僕が思うに明らかに車は過積載状態。

そして、ATで全開で走っているということ。

このプラグは交換してから1ヶ月くらいしか経っていません。

熱価は上げていません。
寒い中、低速で使うこともたくさんあるからです。

で、プラグが溶けちゃったんだよね。

エンジンがどこかの気筒が死んでしまっている片肺状態になって入庫。

圧縮を測ったら、ぬけぬけ。

恐らく相当な負荷がエンジンにかかっていたのでしょう。

年式は14年式くらいで、まだ5年経つか経たないか位で
走行が15万キロ近い車。

エンジンもオイル上がりを起こしつつあるような状態でとうとうですね。プラグが溶けて、恐らくピストンが棚オチしているような気がします。

いやーまさか溶けたプラグにお目にかかれるとは思いませんでしたね。
整備を6年やっていて初めて見た。

しかも一般ユーザーで。

この車はエンジンを載せかえるか、代替になるか検討中。

皆さんももし高回転域をがんがんと使っている

で、プラグを外したら、電極が白くなっていた。

こんなときは必ずプラグの番手を上げて装着してください。
チューニングエンジンがプラグを上げるのは、熱量が多くなってプラグが溶けてしまうのを防ぐためです。

以上溶けたプラグでした。