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自動車の盗難と対策

車屋さんをやっていると、どうしても避けて通れないのが盗難事故である。
万全を期しても、たまに車を盗まれてしまうという事態が起こりえるのである。
幸いなことにボクは会社に就職してから、僕が在籍している期間は自動車の盗難被害に
あったことはない。特に万全を期しているというわけではないけれど運がいいということか。
それと新車はすべて警備保障がついた工場の中にしまっておくからなのかもしれない。
中古車でボロボロのものだけ外において帰るのがわが社のやり方でもある。
整備振興会の集まりに行くと、結構車の盗難被害にあっている会社があるのである。
その多くがディーラーだったりします。ディーラーはやはり登録が多い3月などは
車をしまい切れずに、外に新車を出しておかないといけないことがある。お客さんに売るだけではなく、
方々の整備工場に業販するという目的でも車をメーカーから取り寄せるためである。
なのでその台数はかなりのものになってくる。

話を聞いているとやはり結構被害に会うことがあるそうだ。万全を期して施錠や警備保障を入れたとしても
それをかいくぐって盗難していく輩たちが後を絶たない。
そこで考え付いたひとつの手段。そういえばどうしてこんなところにこんなもんをおいて置くのかなぁと
疑問に思ったこともあった。それは積載車である。
ディーラーで持っている積載車を業務が終了したら、入り口を封鎖するようにとめておくのだそうです。
こうすると、積載車に邪魔をされて出入り口から簡単に車を盗難することができない。
出入り口に積載車を置いておくのは盗難防止のためなんだそうです。話を聞いて納得した。
そういえばどこのディーラーも出入り口にでっかい積載車がとまっていたなぁと。
基本的にディーラーは道路との間に段差などの囲いがある。囲いを越えて車を盗むとなってくると
ハードルが高くなる。唯一の出入り口は積載車に封鎖されている。理にかなっているのである。
車が届いたらすぐに納車をすれば盗難の被害は減るのだろうが、新車にはオプションパーツをつけたり、
ナビをつけたり、今ならタイヤを交換してから納車しないといけない。
それと自動車業界では大安を狙って納車をすることが多い。ゲンを担ぐわけではないが、やはり
無事故を祈ってのことだ。なので新車を大安まで保管しておかないといけないということである。
盗難には十分に気をつけないといけないのだ。
それぞれいろいろな対策を施してあります。そう簡単には盗めませんので、盗もうとしないでくださいね。
人のものなんだし犯罪だよ。