日記・戯言

TPMSをつけてみて、何で全ての日本車に採用されないのか考えてみた

この前取り付けしたTPMS。

TPMSっていうのはタイヤプレッシャーモニターシステムの略です。これ、つけてみて2週間ちょっと使ってみたので感想を。

買ったものはさほど高くないものです。国産ではないので安い。TPMSの簡易バージョンですが、空気を入れるところのエアバルブに取り付けます。

従来のエアバルブを外して、このセンサを取り付けます。

エアバルブキャップよりは少し大きいわけですが、デザイン的にもそんなにおかしくありません。このセンサにはボタン電池が入っています。

センサが検知したタイヤの現在空気圧をモニターに飛ばしてくれるもの。

2週間使ってみて、その誤差もほとんどないことがわかりました。そして、擬似的に圧力を下げてみたりしてみた。

するときちんとすぐにアラートを鳴らしてドライバーに危険を教えてくれた。そんなにタイムラグもなしです。値段が5000円ちょっとで買える割には安心感というか満足感が大きいです。

いやいや、大したアイテムだと使っています。

日本車にもタイヤの空気圧をモニターしている車が存在します。その検知方法はいろいろあります。

まずABSの車輪速度センサを利用しているタイプ。タイヤの空気圧が減るとタイヤの外径が小さくなりますよね。左右のタイヤの回転速度を検知して、エア漏れを起こしている可能性を知らせてくれるタイプ。

GT-Rなどのように、タイヤの中にちゃんとセンサーが入ってるタイプもあります。これはホイールの内側にくっついてるイメージなので、タイヤをホイールから外さないとセンサを交換することができない。

なかなか複雑なシステムを日本車は採用しています。

それでは、何で日本の自動車メーカーは、いわゆる台数がたくさん出るエコカーなどに採用しないのか?僕が買ったような格安モニターを採用しない理由はなんなのか?

僕もまだ使ってる最中なので、調査中ですが耐久性の問題。そして電波法の問題。

安いTPMSの中には違法な周波数を使って電波をモニターへ飛ばしているものがある。安い物でもちゃんと日本の電波法に適合していると書いてある物しか買わない方がいいです。

自動車メーカーが純正採用するには、当然信頼性が必要。すぐに壊れてしまったりすると、信頼問題にもなってくるので普及にはもう少しかかるのかなって。

格安のTPMSがでてきたので、もうちょっと時間が経過してきたら純正採用されてくると予想します。ETCもドライブレコーダーもそうでした。

ドライブレコーダーなんかもう破竹の勢いで取り付けられてますよね。

タイヤプレッシャモニタシステムの何がいいかっていうと、空気圧をリアルタイムで確認ができるということ。タイヤの警告灯が点灯するタイプよりもちゃんと数値で出てきたほうが、わかりやすい。

タイヤって、車の中で唯一路面と接する重要な部品です。このタイヤに気をくばるドライバーってまだまだ少ないのが現状です。

レジャーシーズンに高速道路で空気圧不足が原因のバースト。かならずJAFの出動依頼の上位に食い込んできます。

命を載せるタイヤに対してなんというお粗末な認識なのか・・・。

それを5000円弱で常に視認できるのは、価格以上のメリットがたくさんあります。この位の値段なら、2〜3年で壊れても買い換えてもいいと思えます。

常にエアゲージなどでタイヤに気配りする人にはいらないかもしれないですが、ペーパードライバーやメンテナンスはお任せ派の方々が乗る車には、こういったアイテムを純正装着してもらえれば、もっと安全なカーライフになると思います。

家族の車には率先して取り付けていきたいですね。