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外車のホイールボルトの長さに注意

外車に使われるホイールナット


こういう奴ね。ナットではなくてボルト状になっているもの。


これねこれ。

これって結構今の季節

曲者なんですよ。

写真はマツダのポーターという昔の軽トラックなんですが、
外車にも同じ形状のホイールボルトが使われていますよね。

で、今は雪が降るのでタイヤを交換するじゃないですか?

その時、このホイールボルトを使うとまずいんだよね

なぜか?

このホイールナット(ボルト)はそのホイール専用の物なんですよ。

日本車もそうだけど、日本の車も専用のホイールナットがあるでしょう?
あれよりもシビアにホイールにあわせないといけないんです。

理由は簡単


こんな感じでタイヤがネジ止めされているんですが、

問題なのはネジの長さ

ホイールのオフセットや厚みなどによって、微妙にこのネジも変えないといけないんです。

で、怖いのが厚いホイール用の

ホイールボルトを

薄いホイールに装着すると


このようにハブの向こう側までネジが突き抜けてしまって、

ドラムブレーキならスプリングやシリンダーなどにネジが当たってしまい、

ブレーキをぶっこわしちゃうことがあるんです

本当ですよ!

はじめは気づかないんですよ。

タイヤを交換してさぁ走り出そう!

というときに

ごろごりごろごり

などという異音が聞こえて、ブレーキがロックするなんてことは良くあることなんです。

だから、国産車よりもシビアにホイールナットを選ばないと駄目なんだよね。外車は。

スタンドにタイヤを交換に行ったつもりが
ホイールナットを持っていくのを忘れて、今付いているもので締め付けられて

ブレーキが壊れる

こんなことは日常茶飯事です。

これを防ぐにはタイヤを取り付けた後、ジャッキアップした状態でタイヤを手で回してみること。何かにひっかかっていれば回らなかったり、変な音がします。

その時点で取り外せばそれほどの問題にはなりませんから。

オーナーしかわからないことなので、キチンとホイールボルトは管理しましょう。

特にこれから外車オーナーになろうかなぁと思っている人は

よぉく覚えておいて損はないですよ。