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ホイールローダーのエンジンがかからない

昨日、会社にお得意様のお客さんから電話が入りました

「ホイールローダーのエンジンがかからないから見てくれ」

ちょうど僕が作業の区切りがついていたので行って来いと先輩に言われて現場へつきました。
ホイールローダーといわれても、ピンとこない。重機なんだろうなということくらいしかイメージが
全く沸きませんでした。現場につくと重機が2台。大きいほうと小さいほう。小さいほうくらいなら
何とかなりそうだなと思うと、エンジンがかからないのは大きいほうだという。

とりあえずオーナーから操作方法を学ぶ。Nになっているのを確認して、スイッチを入れると
セルモーターは普通に回るが初爆がない。先輩からは、

「エンジンのことがわかってりゃなんとかなる」

といわれてきただけ。当然ディーゼルです。考えていても仕方がないので一つ一つパネルを外して
エンジンをチェックした。雪でマフラーが詰まって排気しないために、吸い込めないのか?と
思ったけどマフラーは上に伸びていた(笑)

ディーゼルでエンジンがかからないって、燃料が来ないか吸い込み不足かグローくらいしかないじゃんか。
と思って燃料メーターを見ると、メーターがない。

フュエルキャップを開けると検尺棒がついてた。引っ張りだしてみるとエンプティに近い。
オーナーに軽油をもらって給油。プライミングポンプをあおっていると、次第に圧がかかってきた。
なんだ。ガス欠か。バッテリーカーをつないでクランキングするとエンジンがかかりました。

特殊車両っていうのはとりあえず形は重機だったりするけれど、エンジンがかからないということに
なってくれば後は車と対して変わらないよ。ということがよおく体験できました。
それにしてもでっかいモンスターだったな