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ワイパーゴムで交換ができない車について

先日車検を行った日産のデュアリス。ワイパーのゴムが切れていたので、交換をしようと形状を確認した。
どうもリーフ型のワイパーブレードになっている。純正のゴムじゃないと交換が出来ないようだ。
とりあえず、部品屋さんに電話して純正のワイパーゴムを手配してもらうことにした。
しばらくして部品屋さんから電話が来た

「MHOさん。ワイパーブレードのゴムの設定がないよ。社外もないし、ブレードASSYだね」

うぇえええ?それは困る。ということで次なる作戦を考えた。それは普通のU字フックのワイパーブレードに変えてしまおうという作戦だ。これならば、次回からゴムで交換がどこでも出来る。われながらいいアイデアだ。
むふふ。純正のワイパーブレードを外して、ワイパーアームの形状を確認すると絶望的な気持ちになった。
こんな形状じゃ普通のワイパーなんかつきっこねぇ。

ということで、お客様にお伺いを立てることにした。ワイパーブレードゴムの交換はお客様ご用命事項。
しかしゴムの設定はないので純正のブレードASSYでの交換になる。

値段は運転席が2530円。助手席が1540円だとか。両方変えれば4000円ですよ!?国産ですよ?
以前パサートでも同じことがあった。それは運転席のブレードだけで4000円だった気がしたが・・・。
メーカーからしてみたら3年間持って両方あわせて4000円ならいいじゃないですか!

といいたいのだろうか?昔どこかの本で読んだことがある。トヨタの車が何でえらいのかと。それはどこの車屋さんでも修理をしてもらえるからだという。特殊な構造をしていると手に負えない工場がでてくる。
しかし以前のトヨタ車はだれでも簡単に修理が出来ることを考えて作っていたとかなんとか。
純正のワイパーブレードをいちいち交換していないといけないのなら、オートバックスにいったって駄目だ。
日産ディーラーに行かないと。それでも在庫があるかどうかは微妙だ。

こういう特殊な形状でASSY交換。しかもディーラーじゃないとできませんよといった独占禁止法的なやりかたはいかがなものか?確かに整備もディーラーに入ってくるだろうけれど、町の整備工場はそんな車は売りたくなくなってしまうだろう。

この前もアテンザのディスプレイの警告灯を消去させるのにわざわざディーラーの診断機で消してもらった。通常のOBDツールじゃダメだったのです。
国産の車でブレードASSYしか交換ができない車種が出始めているということはちょっと怖いことだなと思った。