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30万円の車検代

車検で30万円請求されたなんて話をよく聞きますが、
現場で働いていると、実際に30万コースの車検に年に5,6回ほどは遭遇し担当します。
なぜ30万円もかかるのだ?と思ったら納得。
まずは1,5トン超の車であれば、重量税が5万コースで、自賠責とあわせて諸費用が10万近くになる。
それであとは整備代20万円となると、どうなるか?
検査でタイヤの残り溝がなくて、新品交換、あとマフラーの穴が開いていた、交換。
ついでにブレーキも駄目だった。となると30万超になってきても不思議ではありません。

軽自動車で30万円を越した車検を行ったこともよくあります。
それはタイヤ4本新品交換、マフラー交換、タイミングベルト交換、ブレーキパット・ローター交換
ブレーキホース交換、ついでにターボ交換。
ターボが壊れて過給があがらなかった車両。さすがにターボの値段が10万円くらいするので納得。
車検の時に全てを整備していたんじゃお金がまとまって出て行ってしまう。
なので、年に1度はちょっと気合を入れたメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?
全部やる必要はありません。部分別に毎年行う。
今年はエンジン周りをやろうとか、今年はブレーキ系統だ。
今年はタイヤを新品にしようか。などなど。こうすれば、作業は分担できてお金も一気には飛んでいかない。
逆にこんなケースもありました。30万超の車検をやったけど、その1ヵ月後に廃車クラスの事故をした。
さすがにオーナーは諦めて廃車にしましたが、一気にお金をかけると元を取るまでが大変になります。

今年は自分の車も少し手を加えようと思っています。さすがにお金はないので、5万円くらい出して、
タイヤを新品にして、HIDを搭載したい。オゾンクラックが入りすぎていつパンクするか
わからないタイヤなので・・
僕は逆に車検では最小限。いつも諸費用のほかにはほとんど整備基本料だけしか払いません。
すべてテスターで適合していればブレーキパットが薄かろうがなんだろうがいい。
その分他で自分で整備しています。なので車検自体はさほど怖くない。
きちっと整備してある車であれば、30万コースの車検になんかならないということですね。