トラックに使われている排気ブレーキの仕組み

トラックに搭載されている
排気ブレーキです。


排気ブレーキのシャッター

これは大体フロントパイプと中間パイプの間にくっつけられています。
長いボルトとナットでフロントと中間パイプを締めつけ、
そこの間に設置されているケースが殆ど


仕組みは簡単そのもの。

負圧や電気装置で圧縮空気をコントロールして
シャッターを閉じたり開けたりします。


排気ブレーキとは、大型や中型の4ストディーゼルエンジンに搭載されている
強力なエンジンブレーキ。

エンジンブレーキの力を増大させる補助的なものと考えれば分かりやすいですね。

結構な制動力になるんですよ。トップギヤに入っていたとしても
排気ブレーキを作動させればエンジンブレーキが強力に働くため

最後にちょこんとブレーキを踏んで信号待ちが可能になるくらい。

排気ブレーキはスイッチをONにしておいて、あけていたアクセルを
戻すと作動します。

どうやってエンジンブレーキの力を増大させているかというと
簡単そのもの。

排気ブレーキが作動すると、画像の丸いシャッターが閉じてしまいます。
つまり排気ガスが、マフラーから出る道を塞がれるため

エンジン側へと逆戻りしていきます。
その排気の逆流と、エンジンの燃焼室内でいまから排気されてくガスがぶつかり合って、

ピストンに強力な圧力がかかり、通常以上のエンジンブレーキが働くといったもの。

排気ブレーキが壊れているとなると、
スイッチが正常か?

負圧式なら、きちんとシャッターの開閉がなされているか?
なされていないなら、バキュームホースに亀裂は入っていないか?

フロントパイプに穴が開いていないか?

などといったところが原因になってくると思われます。

以上排気ブレーキについてでした。