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燃料警告灯が点灯するまでガソリンを入れない人が信じられない

ちょっとボクには信じがたいのが燃料警告灯だ。何が信じがたいかというと、燃料警告灯がついた状態で車検に出してくるユーザーのことである。ボクは燃料警告灯を自分の車で
一度も点灯をさせたことがない。大体決まった距離になったらガソリンを入れるからだ。

燃料が空になるということはいろいろな面でリスクを背負うことになる。まずはガソリンがないとどうなるか?これはガス欠でしょう。このガス欠が末期状態になると燃料ポンプが空転して焼きついてしまうこともある。

実際に工場に運ばれてきた車両で、ガス欠のために燃料ポンプが焼きついてしまったということがあるのだ。

たかがガス欠くらいで燃料ポンプを焼きつかせてしまう。これってどうでしょう。ちなみに燃料ポンプは2万円くらいする高額な部品。ガス欠なんかさせなければ15万キロくらいは持つ耐久性が今はもたれている。

そしてガス欠で一番危ないのがエンジンブローだ。高回転、高出力でサーキット走行しているときに、横Gによる燃料の偏り。これが原因で燃料が噴射されなくてエンジンが焼きついてしまう。
忘れちゃいけないのはガソリンというのはピストンの冷却の効果も担っていることだ。
高速、高回転時に燃料噴射が途切れてしまったらピストンが熱を持って棚落ちする可能性がでてくる。
これを知らないユーザーは多いのだ。

まあ普通の車検整備でも結構燃料警告灯がついている車は怖い。特に試乗をしないといけないトラブルを抱えているケースなどが最悪だ。ボクは今まで自腹でガソリンを入れたことが何回かある。
ボクシィのエンジンのせかえ時は10リッター自腹で入れた。会社が認めてくれないからだ。
テスト走行をしないといけない。でも会社が認めてくれない。だったら自分でいれるしかないでしょう。

ちなみにボクも完成検査時に自分のカプチーノをガス欠にしてしまったことがある。燃料警告灯はついていなかったし、ゲージも一番下じゃなかった。でもガス欠の症状がでたのだ。
たかがガス欠で燃料ポンプが壊れちゃ最悪でしょう。燃料は常に満タンにしているほうが
いろいろと車にはやさしいのであった。