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ゴルフ バックをする時だけブレーキを引きずる

VWのゴルフです。
車検で入庫してきました。
オーナーからの依頼が、バックするときにブレーキが引きずっている。
というものがあったので、その原因を突き止めることに。


ゴルフ

リフトアップした状態で、試してみると、バックしているときに右の後輪のブレーキが引きずっていることが判明。
直進時には起こらない。バックだけだ。

キャリパーのもどりが悪いのか?いや、だったら前進時にも起こるはず


このゴルフのサイドブレーキはディスクローターの中にドラムブレーキを内蔵しているタイプではなくて、ただ単にサイドワイヤーでキャリパーのピストンを送り出すタイプ。
ワイヤーを外して動作をしてみたが、やはり変わらず。

ここでピーンときた。バックにしか起こらないということ。
そしてサイドブレーキのワイヤーの動きも悪くない。


あとはピストンが偏磨耗しているのだろうか?それか何かが機械的に起こっているのかもしれない。


取り外してみた


原因判明。

パッドが割れている。これがバックの時にキャリパーとローターに挟まっていたということだった。


硬化して割れているような感じ。まだ厚みはあることはあったのに。


ちなみになんともなかったと思ったほうのパッドにもクラックが入っている。こちらもライニング面が剥がれ落ちるのは時間の問題だったか

ということで、バックにしかブレーキが引きずらないという現象の原因は割れたブレーキパッドがバックの時にだけローターとキャリパーに挟まっていたから

という結論でした。キャリパーも点検したけれどフルード漏れもなく大丈夫でした。