ダイハツのミラです。
希少なマニュアル車。ギヤが固くて入らないということで修理することになりました。
まず、ギヤが固くて入らないということですけど大きく分けて2つポイントがあります。
ミッション内部がおかしいのか、外部なのか?
FR車などはフロアパネルからダイレクトに、ミッションへシフトが設置されています。FFや横置きの4WD、キャブオーバーの縦置き車などは、ミッションとシフトレバーの位置が離れてるためリンケージやワイヤーで繋げています。
ミッション内部がおかしかったらOHするしかないし、外部ならリンケージやワイヤーの修理になります。
ミラは横置きのFFレイアウトなので、ロッドでミッションへポジションを伝達しています。
希少なマニュアル車。
ではどうやって、ミッション内部か外部が悪いかを点検するか?
これは簡単で、ミッションとリンケージの連結部を外すだけ。これでもシフトレバーが固ければリンケージやワイヤーに問題があります。
そうでなければ残念ながらミッション内部ということになります。
ミラのリンケージはロッドになってます。
問題の箇所はここでした。
脱着できる部位であれば、清掃・給油である程度復帰できますが、ここは一体型になってるのでだめですね。
動かすと錆びて固着しているのかめちゃくちゃ渋い。
部品の展開図を取り寄せたら、対策品は通しボルトとナットで接続されています。
つまり脱着できるように改良されているので、これに交換して終えば後は脱着で錆びてきてもある程度復帰ができると。
ブッシュも事細かく出るので、一度交換しておけば安心です。
ミッション内部じゃなくてよかったと。
スレッドコンパウンドを塗り塗りしておけば、ある程度固着を防げるんじゃないかなと。
作業はほとんど自分の弟みたいな存在のT整備士にやってもらってます。最近の自分は段取りだけです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。