トヨタ

プリウス、走行中マフラーより白煙出してオーバーヒート!その原因は?

ZVW55のプリウスがレッカーで搬入されてきました。

話を聞くと、マフラーから急に白煙がでて、エンジンのパワーが落ちてしまった。その時水温計のヒートランプが点灯していた。

というものです。

この時点でなんとなくピーンときていたものの、点検をしました。

JAFのレッカーで搬入されてきました。

エンジンをかけていいのかをまずはチェック。

オイルは入ってる。

クーラントのサブタンクは片側が空っぽになっています。こちらに取り合えず規定量補充。

あとは特に大丈夫そうだったので、エンジンを始動してみました。しばらくしてエンジンがかかり出すと、普通です。

EGRとかそちら系のトラブルではなさそうです。診断機を繋いでみましたが、故障コードの入力はありませんでした。

が、マフラーからやはりもくもくと白煙が出てきました。排気臭もなかなか独特な臭い。

原因はここだなと。

実はこの55プリウスはフロントパイプに保証延長が出ています。排気熱回収システムの熱交換器において、長時間のアイドリングや暖気途中状態での多頻度走行を行うと、冷間時に排気ガスを通す熱交換器への熱応力の繰り返しにより、冷却水通路部に亀裂が発生して、冷却水が排気管内に漏れて減少し、暖房が効きにくくなったり、高水温警告灯が点灯する場合があります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。

トヨタHPより引用

しばらくアイドリングさせてみましたが、外部へは冷却水は漏れてきません。

と言うことは全てマフラーの中に漏れているようです。

最初いきなり結構な量のクーラントがマフラーへ混入した為、排気ガスがうまく排出されなくなって出力が落ちたんだと想像します。

症状をトヨタに伝えて、保証でフロントパイプを交換してもらいました。

その後、テスト走行をしましたが問題なし。

この保証延長ですが、新車登録から9年までとなっています。ぼちぼち延長期間も終了になるので、該当の症状が出た人はすぐにディーラーに相談してください。

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