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10万キロもつはずが、なぜ切れるタイミングベルト

何故切れる?というタイトルですが、これはタイミングベルトのお話です。
とある車のタイミングベルトが10万キロ待たずに切れてしまう。
しかも10年もたたないで。

今回タイミングベルトが切れた車両は14年式位かな?走行距離は6万キロ。
オイルや冷却水の管理は悪くない。うちの工場としてはかなり意外な車両へのダメージでした。
まさかあの車のタイミングベルトが切れたとは…。
一報はエンジンがかからないということでレッカーしてきました
セルの回りが少し軽いなと思い、タイミングベルトカバーを開けると切れてはいない。
なんとコマずれ。しかも10コマ位とんでなくなってしまっていた。
テンショナーのベアリングやウォーターポンプのベアリングを確認しても悪くない。
7年、6万キロで切れてしまうと、もはや材質不備といわれても仕方がない。
しかも同じ型式の車でこれで五台目だ。
この車両はバルブクラッシュをする車で、一応新しいタイミングベルトをかけて、圧縮を測る予定。
圧縮が著しく下がってなければバルブは無事。圧縮が下がってしまっていたらヘッドを開けるという作業が必要になってきます。
まあこのくらいで切れてしまったらもうお手上げですね。5年5万キロで交換しないといけないということかな?
しかし困ったものだなあと工場で話しあっている最近の出来事でした