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新型パジェロ、予約開始2週間で4000台突破!歴代パジェロを整備してきた僕が思うこと

三菱自動車の新型パジェロが、早くも大きな反響を呼んでいます。

10月1日に予約受注を開始した新型パジェロですが、10月14日の発表によると、国内の予約台数が4000台に達したそうです。

2026年度の国内販売計画が4000台なので、わずか2週間で年間計画に相当する台数の予約が入ったことになります。

三菱自動車では、タイの工場で増産を検討しているとのこと。

2019年に国内販売を終了したパジェロが、約7年ぶりに復活。そして、これだけの人気を集めているというのは、なかなかすごい話だと思います。

歴代パジェロを整備してきた僕の印象

僕は25年ほど自動車整備の仕事をしてきましたが、その間、さまざまな年式のパジェロを整備してきました。

初期のモデルから比較的新しいものまで、いろいろと触ってきましたが、今振り返ってみても、パジェロに対して悪い印象はあまりありません。

もちろん年式が古くなれば故障も発生しますし、修理にお金がかかることもあります。

それでも、僕の整備経験では極端に故障が多い車という印象はなく、むしろ頑丈な車だったと思います。

ただ、昔のディーゼルパジェロは黒煙がすごかったですね。

アクセルを踏み込むと、今のクリーンディーゼルでは考えられないような黒煙を吐く個体もありました。

あの独特のエンジン音と黒煙は、昔のディーゼル車を象徴するような光景でした。

整備士として、そういう時代のパジェロを知っているだけに、今回の復活には感慨深いものがあります。

維持費は高い。でも、それ以上の魅力がある

パジェロは決して維持費の安い車ではありません。

大きな車体に大径タイヤ。タイヤ交換ひとつとっても、一般的な乗用車より費用がかかります。

車重があるため、ブレーキや足回りの負担もそれなりに大きくなります。

さらに本格的な4WD車なので、デファレンシャルやトランスファーなど、駆動系のメンテナンスも必要です。

ただ、そういった維持費を理解したうえで、それでも乗りたいと思わせる魅力がパジェロにはあります。

最近ではトヨタのランドクルーザーやスズキのジムニーなど、本格的なオフロード性能を持つ車が人気を集めています。

燃費や維持費だけを考えれば、もっと合理的な選択肢はいくらでもあります。

それでも、ほかの車では代わりにならない魅力がある。

僕は、そこが車という趣味の面白いところだと思っています。

そして今回、パジェロが復活することで、ランドクルーザー一強ともいえる市場に新しい選択肢が加わることになります。

三菱自動車が長年培ってきた四輪駆動技術にも期待したいですね。

気になる納期と、これからのパジェロ

一方で、今回のニュースには少し気になる部分もあります。

新型パジェロを生産するタイの工場が、豪雨による洪水の影響で9月28日夜勤から10月9日まで稼働を停止していたそうです。

そこに今回の予約殺到です。

ランドクルーザーなどでも納期の長期化が話題になっていますが、新型パジェロも同じような状況にならないか気になるところです。

せっかく欲しいと思って注文しても、納車がいつになるかわからないというのでは、購入する側も困ってしまいます。

三菱自動車には、増産と安定供給を頑張ってもらいたいですね。

それにしても、パジェロが再び日本に帰ってきたというのは、素直にうれしいニュースです。

かつてRVブームを牽引した車が国内市場から姿を消し、そして今、再び多くの人に求められている。

しかも予約開始からわずか2週間で4000台。

これは単なる懐かしさだけではなく、今の時代にも本格的な4WD車を求めている人が大勢いるということなのでしょう。

僕自身、歴代パジェロを整備してきて、維持費が高いことも、昔のディーゼルの黒煙がすごかったことも知っています。

それでも、やっぱりパジェロは魅力的な車だと思います。

今度の新型パジェロも、長く愛される一台になってほしいですね。