プラグコードの点検方法

本日はこれで行きましょう

plug-c-c1
プラグコード

別名ハイテンションコードとも言う。
ディストリビューターより配電された電気をスパークプラグへと伝える
地味なようで、かなり重要な部品。

現在はダイレクトイグニッションといって、
プラグコードは存在しません。各気筒ごとにイグニッションコイルがついているのです。

このプラグコードがリークすると、車がひじょーに具合が悪くなります。
まず、燃料がかぶったような感じでアクセルを踏んでもぜんぜん前に進まなくなる。

そして、排気温センサーが点灯したりします。

と、まぁ結構なトラブルメーカーなプラグコード。

本日は、教科書どおりのプラグコードの点検方法をお教えします。

何が必要かというと、

サーキットテスターです。

plug-c-c2

サーキットテスターを抵抗レンジにして、
プラグコードの抵抗をはかってみます。

そして抵抗が無限大に針が振り切れると
プラグコードは断線しています。

きちんとした抵抗があれば、正常

plug-c-c3

大体10KΩレンジで調べればOKだったような気がします。

上の画像が正常のプラグコード。きちんとした抵抗があります。
下の画像は抵抗が無限大。これは不良。断線しています。

ま、こんな具合にプラグコードは点検できるんですが、

教科書どおりにいかないのが整備ってもんでして、

こんな点検はほとんど現場では使われません。

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なぜかというと、完全に断線しているケースなんか
ほとんどないんですよ。

断線するかしないかびみょーな感じでつながっているケースがほとんどです。
普通に走っていて、調子のいいときもあれば
いきなり悪くなることもある。みたいにね。

夜ボンネットを開けて、リークしている電気を発見しろっていうのも
なかなか発見できないよ。

そのケースは、プラグコードの外皮が削れている状態で、
中で断線しかかっているのはわかんないからね。

一番確実な点検方法は

エンジンをかけている状態で、
絶縁手袋をはめて、一本一本プラグコードを抜いていきます。

コードを抜いて調子が悪くなる気筒は正常。
コード抜いても調子が変わらない気筒は、プラグコードに何らかの不良を抱えていることが多いです。

感電しないようにしましょうね。

これで先輩は不整脈になったらしいよ(笑)

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