フォレスターに乗ってる人から、各種警告灯が点灯したという相談を受けました。

型式はSK9です。

メーターはこんな感じです。
なかなか賑やかです。エンジンチェックランプが点灯していたので、まずは故障コードを読み取りました。

P26から始まるエラーコードがざっと並んでいます。
調べていくと、サーモコントロールバルブの目標開度と実開度の差が大きいことが判明。サーモコントロールバルブ本体の不良ということになります。
問題はそのバルブの交換作業です。

目的のサーモコントロールバルブはほぼ目視不可な場所に鎮座しています。
インテークマニホールドの下。


作業指数は5.6時間です。下手なクラッチOHよりも工賃がかかる作業となります。
工賃で大体5万円くらいかかります。

マニホールドを外したらようやくサーモコントロールバルブを外すことができます。

サーモコントロールバルブ。


交換時は周りのホースなども一緒に交換しましょう。

ホースやクランプ、EGR系統のガスケットなども含めていくと、13万円くらいの作業になります。
割とフォレスターに多いトラブルのようです。
作業は先輩にやってもらいました。
予防するにはどうすればいいか?予防策はありませんね。壊れないことを祈るばかりです。

ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。