Categories: ミツビシ足廻り

折れそうな大型トラックのタイヤのネジ

よくガソリンを入れに良く近所のスタンドより
修理依頼。
キャンター。タイヤを新品に交換していたら
クリップボルトがなにか変な感じだから見てくださいと。


クリップボルト

右側のタイヤは正ネジ

左側のタイヤは逆ネジで取り付いています。

フロントの左部分の一本は異様に長く飛び出ていた。


クリップボルトが正常な部分。
このようにハブの裏から圧入されています。
スプライン溝がきってあり、回り止めとなっています。

異常を感じたクリップボルトは


裏がこんな状態。

明らかに規定トルク異常のオーバートルクで締め付けられ、
ボルト自体がどんどん外側へと飛び出してきた。
当然、折れる寸前です


新品に交換した図

一応全てのクリップボルトを確認してくださいと言われたので、
タイヤを6輪ばらそうとインパクトを使ったが、

普段は緩むはずのインパクトレンチでは緩まなかった。

わが社の最大インパクトレンチを持ってしてようやく緩む有様。

このキャンターにはかなりのオーバートルクで締め付けられていた。

他のクリップボルトに関しては何とか続行が出来る状態でしたが、

リヤのホイールナットは交換しました。締めすぎでねじ山が壊れかけていた。

いやはや。この車両は1年前にボクは同じフロントの左をクリップボルト交換してあげた車両。
トルクレンチできちっと締めてくれといっておいたのにどうやらまだ守ってくれていない様子。

残念。