10万キロを越えたら代替え検討は昔の話。今の車は20万キロまで大丈夫な根拠を説明

一昔前までは10年経過して10万キロを越えた・・・そろそろ買い替えかな。

というのが一般的でした。ここに来て車の平均寿命は伸びてきています。昔のように10年10万キロで代替えをしなくても良くなってきたのはなぜなのか?

10年10万キロで車を買い換えていた理由

一昔前は何故10年10万キロをめどに車の買い替えをするということが一般的だったのか?もちろん中には10万キロを越えたとしても使い続けている人はいました。

しかし、このスパンで車を買い換える人は今に比べて確かに多かった。

10万キロ時点で整備代がかさむ為

昔の車と今の車を比べてみると何が違うのか?当然技術や精度も上がっているということもあります。

まず考えられるのが昔はエンジンにタイミングベルトを使っていた車が非常に多かったです。割合で言うと8割程度のエンジンはタイミングベルトという部品をエンジンに使っていました。

このタイミングベルトの交換時期が10万キロ推奨。交換するには部品代もさる事ながら工賃も非常に高い。タイミングベルト交換と一緒にウォーターポンプや各部テンショナ・オイルシールなどを含めると軽自動車でも5万円を越えてくるのがザラ。

EJ20のエンジンになるとアイドラプーリーの数もたくさんあり部品代だけでも5万円くらい。していました。

タイミングベルトの交換時期が来るため、高額な整備代がかかるなら買い換えるか?という気持ちになったところも大きいです。

クラッチのOHもちょうど10万キロ前後で

今の車はミッションといえばATやCVTが9割以上を占めています。しかし一昔前の車はマニュアル車も多かった。

マニュアルといえばクラッチ滑りが発生します。上手な人ならクラッチはほとんど減らないで20万キロ持つこともザラです。しかし平均的にみると10万キロ前後で一度OHをする人がほとんどでした。

このクラッチOH。車によってはエンジンを降ろさないとできないものもありました。クラッチの部品は2万円から3万円くらいですが、工賃がやはり高い。

エンジンを降ろすとなると工賃だけでも5万円をこえてきます。このタイミングベルトとクラッチを考えたら、じゃあ買い換えるか?という後押しになったのは間違いないです。

タイミングチェーンとAT全盛の現代車

昔はタイミングベルトを使ってマニュアル車が多かった。今の車はタイミングチェーンとATやCVTが9割位をしめています。

つまり10万キロを超えて大きな整備代金がかかる部位がなくなってきた。部品もかなり長持ちするようになってきましたね。

補機駆動ベルトなども、ベルトの品質が良くなって以前より長持ちするようになってきた。ブレーキ関係はハイブリッドやEVでなければ今も昔も変わりませんけど。

エンジンオイル・クーラント・スパークプラグなど交換のタイミングが長寿命化されてきました。

ドライブシャフトブーツだって、半分位はゴムではなくてウレタン製。このウレタン製のブーツは長持ちします。部品全体の品質が上がってきているわけですね。

今の車、乗り換えを検討する距離は15万キロで

それでは今の車はどのくらいで代替えを検討するべきなのか?20万キロくらいは普通に乗れてしまうことを前提として、15万キロを越えてきたら検討してもいいんじゃないかなと思います。

さすがに20万キロがちがづいてくると、高額な部品が壊れてきます。例えばオルタネーターやセルモーター。ラジエターなども経年劣化でパンクすることがある。

リビルト部品や社外品をつかえば、安価に修理することは可能ながら、15万キロを越えてくれば各種センサの不良も起きてきます。

さらにはエンジンのISCなどにカーボンが溜まりアイドリングの不調といった、エンジン不調もこのくらいになるといつ起こってもおかしくありません。

このあたりの峠を越えてしまえばさらに乗り続けることは可能ですが、一旦線引きをするとなると15万キロ位を目処にするのがベストかなと思います。

ロアアームなどのボールジョイントにもガタつきが発生して、アームで交換が必要な車も出てきますし高額な部位が壊れてきますからね。

15万キロも新車で買って走ってしまえば、逆に愛着が沸いてしまってるかもしれません。それならそれでとことん車を使い倒すというのもいいと思います。環境だエコだと言っていても、新車に買い換えるより従来車を使い倒す方がよっぽどエコなのは間違いありませんからね。