スバル サンバーTT2のエアコンが効かない!?2620円の部品交換で直った実例

毎日うだるような暑さが続きます。車の修理には毎日必ずエアコンの修理が入ってきます。本日もスバルのサンバーTT2で、エアコンが効かないという事で入庫しました。

サンバーでエアコンが効かない症状は、ガス漏れが多いです。

一番多いガス漏れ部位は、コンプレッサにつながる高圧ホース。このホースのカシメ部分からガス漏れを起こすことが多く、随分修理しました。

高圧のホースは6000円弱なので、交換して真空引きのガスチャージ。さほど費用が掛からなくて修理が可能です。

右側が高圧ホース。真っ黒になってガス漏れしているのがわかります。

エアコンのガス漏れを点検するには、目視でわかる場合もあればそうでない場合もあります。そんな場合一旦蛍光剤を流し込んで使ってもらう。

再度エアコンが効かなくなった時点で、どこから漏れているかがわかります。

ご覧のように蛍光剤を流し込んでいると、ブラックライトを当てると光ります。

これで、どこからガス漏れしたかを点検するわけです。

サンバーで次いでガス漏れが多いのがエバポレーターです。

エバポレーターは室内の真ん中付近にあります。もともとエアコンフィルターがとりついてないサンバーは、エバポレーターにゴミが溜まってそこから腐食をしてガス漏れが発生。

サンバーには後付けで取り付けられるエアコンキットがあるので、つけておいた方が無難です。

2620円で治ったサンバーのエアコン修理

本日入庫してきたサンバー、エアコンが効かないということですがごくたまに効く時があるといいます。

症状を再現しようと試しましたが、どうやらコンプレッサがONにならない模様です。

コンプレッサがONにならなければ、エアコンはききません。

ガスが少ない時や、圧力が上がりすぎる時など、コンプレッサがONにならない仕組みなので、まずはガスを点検。

すると、ガスはきちんとはいっていました。ゲージマニホールドを当ててみると、外気温に対して圧力もさほどでもない。

コンプレッサの電源を点検すると来ていない。

どうやらリレーに問題があるようです。

サンバーのエアコンコンプレッサーマグネットクラッチリレーは運転席シートの後ろにあります。

ヒューズボックスを開けると、4つ並んでいる青いリレーのうち一番右側です。

エアコンスイッチをON・OFFでリレーの作動音が聞こえるか点検したら、カチっと言っていませんでした。

リレーを外して、電源系統に12Vを流してもONにならない。リレー不良です。

新品のリレー品番です。2620円でした。他のメーカーに比べると若干高いような気もする。

中身はデンソー製ですけどね。メイドインジャパンなんだからもう少し頑張ってほしいです。

ちなみに走行距離は7万キロ位です。

新品のリレーに交換すると、マグネットクラッチがONになり、エアコンが効き始めました。

エアコンの故障で上位に食い込んでくるほど、マグネットクラッチリレーの不良が多いです。ただ、ガス漏れとかそういう類の故障ではないので、リレーを変えれば治ります。

エアコン修理の中で一番ラッキーな部類に入る故障だと思います。

ガス漏れなどはどうしても金額がかかってきますから。

サンバーのマグネットクラッチリレーの交換でした。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする