
夏になるとワラワラと湧いてくるのがエアコン修理。
今回はフォレスターです。これがなかなかの強敵でした。デュアルエアコン搭載車で、運転席側が緩い。
典型的なガス不足です。リーク箇所が特定できなかったため、蛍光剤を流し込んで一旦納車。
その1ヶ月後にまた効かなくなったという。

ここからはなんとしてもリーク箇所を調べないといけません。
が、しかし全然漏れている箇所がわかりません。蛍光剤の反応もなし。
リークテスタを各部へ当てていっても反応なし。コンデンサも問題ないし、ホース類も大丈夫。
エバポレーターかと、ヒーターユニットの一部を脱着してリークテスタを当てても反応なし。
この時点でもう一度蛍光剤を流し込んで使ってもらった方がいいんじゃないか?と。
ただし、それをするとお客さんには三度手間を与えてしまうのでよくないです。
もう一度蛍光剤を流し込んで、ひたすらエンジンをかけてリーク箇所を探していきました。すると見つけたまさかのこんなところ。


なんとコンプレッサ本体からリークしています。
ここは繋ぎ目のようにも見えますが、単純にコンプレッサに巣が入っているのではないか?という結論に。
念の為、パーツクリーナーで清掃して、エンジンを再度かけっぱなしにしたらやっぱり同じところから滲んできました。

コンプレッサを交換して作業終了。残念ながら保証期間は過ぎていました。
最近フォレスターの故障にチラホラ遭遇しますね。
リークラボジャパン(Leaklab Japan) Dr.Leak ドクターリーク 蛍光剤入り A/C漏れ止め剤 1本 LL-DR1
こう言うのって漏れどめ剤を入れてなんとかなるのか?ちょっと詰まったりするのが怖いので使ったことはありません。

ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。