格安ヒューズに要注意!実は車を壊しかねない罠が潜んでいる

車にはヒューズというものが、たくさん使われています。

ヒューズって、車以外にも使われていますけど、いわゆる安全装置の役割を果たしています。

例えばシガーソケットに使われているヒューズって15Aのものが多いです。

15Aということは、それを超えた電流が流れたとき、ヒューズが切れて回路を守ってくれるわけです。

もしヒューズがなかったら、そのまま15A以上の電流が流れてその先の電装品を壊してしまう。

このように、ラジオだったり、ルームランプだったり、ブレーキランプだったり、それぞれの回路にはヒューズがつけられているわけです。

ショートしたらヒューズが切れる

ヒューズが切れる原因って、容量以上の電気が流れるときです。

それが起きるのはどういうことかというと、代表的なのはショート。配線が途中で切れてその配線がボディなどに触れてしまう。

この場合、ショートしている箇所を直さない限りは、ヒューズを交換した瞬間にまたヒューズが切れてしまいます。

格安ヒューズに要注意

ここから先は注意喚起です。

ネットなどで販売されている格安ヒューズ、できれば使わないほうがいいです。

以前あった出来事ですが、お客さんの車でどうしてもシガーソケットのヒューズが飛ぶというものがありました。

診断するときに、必要なら持参したヒューズを使ってもらってもいいと言われて、使ってみたら、まあ飛ぶわけですよ。

気になったのが、なんだか微妙なヒューズ。ネットで格安で買ったと言っていました。

結果どうだったのかというと、シガーソケットの回路に問題はなかった。何がどうなっていたのかというと、15Aだと思っていたヒューズが、実はその機能をはたしていなかったんです。

どいう言うことかというと、15A以下の電流でもヒューズが飛んでいたんです。

会社に在庫してるちゃんとした日本メーカーのヒューズに交換したら治りました。

この場合、反対のパターンだったからよかったわけです。仮に15Aまで大丈夫な回路に対して、ヒューズが実は5Aくらいしか保てなかったとします。

これならヒューズは飛ぶけど回路には影響がない。逆パターンだとどうか?15Aだと思って付けてみたヒューズが実は30Aくらいまで切れなかったら。

回路が壊れてしまうわけです。ヒューズって、見た目じゃわかりません。なんとなく太いよなとか細いよなってそのくらいしかわからないので。

ヒューズの役割は前も書きましたけど、安全装置ですから。ちゃんとした電流をシャットダウンさせないと意味がないわけで。

粗悪ヒューズは、その機能がでたらめのものが混在しているので注意してください。

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