5万キロでも壊れてしまう、タントのエンジン異音はいつもの原因

もはや随分と感覚がおかしくなってきてしまったのか、お客さんに修理依頼を受けたときに心の中で

「またこれかー」

と叫んでしまいました。エンジン音がおかしいという事で、相談に来られました。車はダイハツのタント。結果を先に書くとウォーターポンプからの異音です。

このタントに載っているKF型エンジンについては、ウォーターポンプの異音で一部保証延長などの措置がかけられています。

しかし、対象外の車種であっても壊れやすいことは間違いありません。

僕たち現場の整備士は異音を聞いたらまたこれか・・・。となるわけですが、お客さんにしてみたら今まで乗ってきた車で一度もウォーターポンプなんか交換したことがない!

不良品だ!という主張をされていました。

走行5万キロでも壊れるポンプ

保証延長がかかっていればいいのですが、対象外の個体は実費での修理となります。

確かタントあたりなら1.5時間くらいの時間指数になっていたので、部品代をいれれば3万円弱の修理代になります。

異音をそのままにしておけばいずれ水漏れを起こしたり、最悪オーバーヒートにつながってエンジンが壊れてしまう。どこかのタイミングで修理しないとまずいです。

5万キロ足らずで壊れたポンプに納得がいかない様子で、少しでも安く修理してほしいということなので社外部品を選択。

純性より部品が安いので、安く修理をすることができます。

このダイハツのKFエンジンウォーターポンプの故障ですが、例えば保証対象外の比較的新しいい車でも壊れます。

例え補機ベルトを一度も交換していなくても壊れます。(ベルトの張り過ぎで壊す整備士もまれに存在するのが残念です。)

一旦、リコールなどにしたほうがいいと思うんですよね。これだけ壊れるんだから。走行中に支障をきたす部分として間違いないわけですし。

お客さんの怒りは何故か修理業者へ向けられてしまうのが悲しいです。そもそもこの車はうちの会社で販売してなく、お客さんが違うお店で買ってきてるのに・・・。

ダイハツ車で、エンジン音が変だなぁと思ったらウォーターポンプの疑いが強いので、整備工場に見てもらってください。

スーパークーラントも交換時期を迎えている車が多数出てきています。

そのまま使用すると、防錆能力が落ちているのでラジエターやエンジン内部が錆びてしまいます。するとポンプも壊れやすくなるしオーバーヒートもしやすくなります。

クーラント交換にはエア抜きが必要なので、DIYでは難しい車があります。

そういった車はクーラントブースターを入れれば、防錆能力を復活できるのでこちらもお勧めです。

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