メーター戻しの方法と見分け方

中古車を買うときって、ちゃんとした店でないと不安ですよね。

でもって、その不安の半分くらいしめるのが

メーター巻き戻し

という実態

2万キロしか走ってない車なのに

実際は8万キロだったなぁんてケースをMHOも

何度か見かけたことがあります。

そのメーター戻しを見分けるには、結構な技術も必要でして
素人さんだと大体は疑わないでしょう。

てなわけで、本日はメーター戻しについて。

まずはコレをどうぞ

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メーターASSY

これはスバルのサンバーのメーターASSYです。

メーター戻しを見破るにはまずはメーターの仕組みを知ることが大切です。

このサンバーですが、
メーターは

真ん中にあるスピードメーターとオドメーター

左にある燃料メーターと温度計

と2つのメーターで構成されています。

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カバーを外します。

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そして裏にあるビスを2本外すと

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スピードメーターとオドメーターのASSYを取り外せます。

簡単なのはこのメーターだけをすりかえる方法の

メーター戻し

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裏はこのようになっていて、
右下の白い突起に

スピードメーターケーブルがはまり、ミッションにつながっています。
そしてそれを介して上のメーターを動かす仕組みです。

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いいですか?

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どうですか?

手でオドメーターのギアをまわせば、あっという間にメーターが動きます。

こんな感じで走行距離を動かして、
組みなおしてはい完了★

簡単にメーター戻しは行えます。
しかも、サンバーなどはメーターを外す際にインパネにほとんど傷をつけずに
メーターASSYを取り外すことができるんです。

よく本で書いてあるよね?

メーター周りのインパネに傷があったら怪しいと思え

なんてさ。

そんな傷をつけなくったって、簡単にメーターは戻せるんですよ。

簡単簡単。

それにメーター周りに傷があったとしても、
メーターを戻したとは言い切れません。

例えば燃料メーターが壊れていて、メーター自体に問題がある場合など
やはりメーターASSYを一度外さないといけません。

メーターというものはそれぞれ単体で部品で注文できますので、
なんともいえないんですよ。

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こんな感じでメーターは単体ではずせます。

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それじゃ一体どこでメーター戻しを見極めるか?

これは難しいところなんですが、
あったらラッキーなのが

給油口

よくここにガソリンスタンドで水抜き剤を入れたときなどは
距離を書いたステッカーを貼ってくれます。
そのステッカーがのこっていたら、ある種の目安にはなりますね。

給油口のステッカーをはがすメーター戻し業者もいますが、
結構忘れがちなポイント。

あとはこれといった対策がないんですが、
距離にしては痛んでいるなど車の状態で判断するしかありません。

普通車には車検証にも更新の際に走行距離が
かかれるようになったので、少しはメーター戻しを抑えられるような効果がでますね。

メーター戻しはなかなか見破れません。
極論をいうと

車を買うときには、走行距離も大切ですが、車のトータルな状態を良くみて、
程度のいいものを選ぶのがいいですよ。

いくらメーターが戻してあっても、オイル管理などをきちっとやっていたエンジンであれば、
何十万キロも走ります。

中古車を買うときはトータルな程度をよく観察するようにしましょう。

ちなみに今のデジタル表示のメーターは距離を改ざんする事ができません。車検証にも前回の車検の時の距離が記載されるようになっているので安心です。

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