ブレーキの引きずりがOHしても直らない時の対処法

車のブレーキというのは、ニュートラルにしてリフトアップすると手でタイヤをくるくると回すことができる。これが通常の状態。

車軸を中に浮かせて、タイヤを手で回した時、明らかに片手では回らない・・重たいというときはブレーキが引きずっている可能性が高くなります。

ブレーキの引きずりというのは、最悪のケースだと車両火災になることもある危険な状態です。

ブレーキの引きずりをおこす主な原因は、錆びによる固着が一番。

ブレーキキャリパーのピストンは通常ダストブーツに覆われて保護されています。何かしらの原因でダストブーツに穴があいてしまい、内部に水が侵入することで錆びてしまう。この錆びがブレーキの引きずりを引き起こします。

そんなとき、ブレーキをOHすれば大抵は治るんですが、ごく稀に再発することがあるケース。

こんなときどうするか?

こちらのパジェロもブレーキの引きずりをOHして治ったはずなんですが、再発してきたということで入庫。こういう場合どうするか?

極論でもありますが、

ブレーキのキャリパーをASSYで交換します。

ブレーキキャリパーっていう部品は、おそらくほとんど交換されないまま終わる車がほとんどですが、タクシーに代表される超長距離を使う車両に関しては、一定のスパンで交換します。

ブレーキキャリパーも、長年使ってくるとキャリパー自体が開いてしまうことが出てきます。そうなってくると、OHをしたとしても目に見えない歪みで再度引きずりを起こすことがあります。

OHしても直らない場合、ブレーキキャリパーごと交換に踏み切る。これはちょっと勇気のいる選択肢ですが、方法の1つとして覚えておいてください。

ブレーキキャリパーASSYの値段は2万円から5万オーバーで、高額な部品です。

もし予算が合わないとなると、中古部品に交換してみるというのも一つの選択肢かもしれません。

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