衝撃実験!エンジンオイルを抜いて、オイルの代わりに水を入れたらどうなったか検証

試したいことがずっとあって、実際に検証してくることができたので記事にします。

今回僕が試したのは2つの事です。

・エンジンオイルを抜いた状態でエンジンをかけたらどうなるか?

・オイルを抜いたエンジンに水を入れてエンジンをかけたらどうなるのか?

結果を先に書いておくと、両方共エンジンはかかっていました。ただし、それぞれちがう症状が出ていたのが興味深かったです。

検証車は廃車のアルトでエンジンはK6A

今回この実験が検証できたのは、知り合いの解体業者さんのおかげでもあります。

検証車は廃車になったアルトです。エンジンはK6A。

走行距離は12万キロオーバーです。現状のエンジンは各部にオイル漏れやら摩耗は進んでいるものの、使えなくもない状態。廃車になった理由は、車検を通すにはお金がかかるから。

フレームの錆だったり各部が損傷しているから廃車となりました。

このアルトを実験車として、昔から疑問に思っていたことを検証してきました。

全てを動画におさめてあるので、興味がある人はぜひYouTube動画も見てください。まずは現状のエンジンチェックから。全然問題ないエンジンです。

そして、アルトからエンジンオイルを抜き取ります。オイルは劣化して真っ黒です。

オイルを抜き取った状態でエンジンをかけるとどうなるか?

エンジンの潤滑油である、エンジンオイルを抜き取った状態でエンジンをスタート。

どうなるのか?

緊張の一瞬ですが、普通にエンジンは始動できました。ここまでは予測通り。問題はこのままアイドリングを続けたらどうなるのか?ということ。

しばらくアイドリングを続けていくと、エンジンから明らかに違う音がでてきました。

打音と呼ばれる嫌な音です。室内を見てみるともちろん油圧警告灯が点灯しています。オイルが入っていないのだから当たり前です。

エンジンから打音が出てはいるけど、アイドリングを続けているK6A。

このままずーっとかけ続けていくとどうなるか?ここから先は次の実験が控えているので推測になりますが、エンジンから煙がでて、最終的には打音がひどくなり焼き付くだろうと。

とりあえず数分のアイドリングであっても、打音が発生することがわかりました。

オイルを抜いたエンジンに水を入れたらどうなるか?

そしてここからが次の実験です。

ただでさえエンジンオイルを抜かれて、打音まではっせいしてしまったエンジン。

このエンジンにあろうことか水をいれたらどうなるのか?みずは潤滑油となりえるのか?

まさかのエンジンに水キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

とは言いません。結構、心が痛みます。まだ使えなくもないエンジンですからね。

でも試してみないとわからないことがあるのでやってみました。

ここで考えたのはどの位の水を入れるかということ。解体業者さんとの約束では、完全にエンジンを焼き付かせないで、借ナンつけて自走は出来るようにしておいてくれよというもの。

とりあえず、500mlのペットボトル1本の水をエンジン内部に投入!

果たしてどうなるか?ここから先は、ちょっと想像がつかなくなってきました。が、セルを回すとエンジンは意外にもスタート。

先ほど発生していた打音が消えています。オイルが空になっている状況よりは水を入れていた方がいいのか?

ちなみにメーターを確認すると油圧警告灯は消えています。

オイルではなくて水ですけど。油圧ではなくて水圧が発生しているけどエンジンをとりあえず潤滑させることは成功しているようです。

先ほどより長めにアイドリングを取ってみると、全然普通にエンジンがかかっていました。

これは意外でした。もっと違う音やら煙やらが出てくるかなぁって想像していたんですけど。普通にアイドリングしていました。

実はこの状態で、駐車場内を走らせてみましたがこれまた普通に走行ができました。

エンジン内部が凄いことに

実験が終わり、解体業者さんに引き渡す前、エンジンを簡単にチェックしたらこの状態。レベルゲージに付着しているオイルは真っ白。

乳化を通り過ぎて水を500mlも入れているんだから当たり前です。

オイルフィラーを外すとご覧の通り。

真っ白です。実はこの画像は実験の後にエンジンオイルを1L弱入れた後です。

新油を1L入れているにもかかわらず真っ白なのがわかります。

もう一度エンジンをかけようとすると、なんだかクランクに引っかかりがあるような回り方をしていました。やはりメタルにダメージは入っているんでしょう。

この状態だといつ焼き付くかは微妙かもしれません。

とはいえ、こんな状態にあってもエンジンがかかっていることに感動しました。この様子はYouTube動画にもしていますので、是非動画の方もチェックしてみてください。

これは必見です!

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