スマホが普及したおかげで車屋さん的にすごく助かったこと

スマートフォンが普及してから、身の回りのことがとても便利になりました。これは車業界でも言えることで、今回はスマホがもたらしてくれた恩恵を書いてみます。

何は無くともグーグルマップ!

車屋さんをやっていると、出張にいく機会があったり初めて行く家に車を引き上げにいくことが多々あります。

行ったことのある家ならなんともないですが、初めて行く家っていうのは事前に調べていかないとダメですよね。それがスマホのおかげで調べなくても良くなった。

スマホアプリのグーグルマップです。例えば出張に行って欲しい案件ができた時、お客さんから現住所と車の車種・ナンバー、電話番号と症状を聞く。

もしその近くに整備士が引きとりなどに出ていたら、それらの情報を伝えてそこからすぐに駆けつけることができる。

車の引き上げでポイントになるのは車種とナンバーです。あとは住所がわかれば行ったことのない家でも大丈夫。そのナンバーの車があればストライクですから。

スマホとグーグルマップのおかげで事前準備をしなくてもすぐに出張に行けるようになった。

スマホ上でファイネスを使い調べ物

FAINESという整備士御用達サイトがあります。整備振興会が運営している有料サイトで、ここから各自動車メーカーの整備マニュアルを閲覧することができるんです。

僕ら整備士はファイネスのショートカットをスマホに入れておいて、会社のIDとパスワードを入れて現場にいながら整備マニュアルを閲覧することができるようになりました。

例えば、ハブロックナットの締め付けトルクなど。ここは絶対に規定トルクを守らないといけないっていう部位が車には大多数あるんです。

それらの情報をすぐに検索できる便利さが加わりました。

現場で写真を撮って鈑金見積

僕は鈑金修理はできないんですが、僕の会社にはきちんとした鈑金整備部門があります。鈑金の見積って、鈑金担当者じゃないとできないかっていうとそうでもありません。

僕がやってる見積方法は、自分のスマホでいろんな角度から写真を現場で撮りまくってくる。この時、新規のお客さんなら車検証も撮らせてもらうしコーションプレートも撮影する。それら写真データをすぐに鈑金へ転送して見積をしてもらうんです。

必要であれば現場にいながら、

「ここの部分も若干外して内部を写せ!」

と指示をくれるので、ある程度は正確な見積を出張で取ることができるようになりました。今までのガラケーだと解像度がいまいちなので、これもスマホの恩恵です。

LINEで簡単部品注文

よく営業マンが、お客さんのお宅に行った時に細かい部品をオーダーされることがあります。営業が帰ってきて

「ここのこういう小さなキャップがあるんだけどそれを注文して欲しい」

とかって言われても、現車がないとまったくピンとこないんです。

なので、営業マンには自分のスマホでその車のコーションプレートと注文したい部品の写真をLINEで送ってくれと言っています。

これだと営業を遠隔で操作できるので、よくわからない場合でも追加でここの写真を撮って欲しいなど瞬時にやりとりができて見積もとても早くなりました。

スマホは最強の情報収集ツール

と、スマホがあるだけでものすごく便利になったんです。

今ではリコールの検索もスマホですぐにできるようになっています。出張に出かけてなんとなく気になる故障があったとしても、すぐにその場で保証延長がかかっていないかなどが瞬時に検索できるようになりました。

自動車整備士なら、スマホをうまく活用することで仕事の幅が一気に広がります。アナログな先輩や後輩がいたら一つ一つ教えてあげています。

これを活用しないのはもったいない。スマホがもたらした自動車整備への恩恵でした。

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