ドラム缶のエンジンオイルを考える

整備工場ではほとんどがドラム缶のエンジンオイルを使っていると思う。
うちの工場もドラム缶のエンジンオイルを使っています。

カーメーカー純正のドラム缶エンジンオイルをエア圧送でオイルジョッキに注ぐ仕組み。ドラム缶は200リットル入り。このエンジンオイルを2~4万円くらいの値段で仕入れている。仕入れ価格が違うのはメーカーが違うものをオーダーすると値段の上下があるからだ。主に日産、ホンダ、三菱。この辺のドラム缶を使ってます。

今はエンジンオイルの交換も専用品をつかわないといけないから、そういう車種のものはペール缶で仕入れをする。クリーンディーゼルのDL-1なんかその最たるものだ。ペール缶でとってもディーゼルはオイルの量が多いから、2回か3回のオイル交換で終わってしまう。

あとはオイルサーバーが工場においてあって、中身だけ業者が詰め替えに来る仕組みになっている。
0W-20の合成油は詰め替え式。あとディーゼルオイルも詰め替え式。
問題はエア圧送式のガソリンエンジン用に使っているドラム缶だ。交換が大変なのだ。

sb-log762-01

狭いスペースにいろいろな純正オイルが保管してあるオイル庫というものがあるんですが、その狭い中でドラム缶を交換しないといけない。200リットルのドラム缶ということは単純に200kg前後はあるということになる。空のドラム缶を放り出すのはもう持ち上げるしかない。

昨日、これをやって背中の筋を痛めてしまった(泣)昨日仕事に来ていた整備士がオイルを切らして、そのままにしてあったから、僕は朝イチでドラム缶交換作業に追われた。
ビックリすることに、ドラム缶のエンジンオイルを売ってくれる業者もある。個人にもだ。

でも個人でドラムのエンジンオイルを買ったら、200リットルを使い切るには5000kmでオイル交換をしたとしても25万キロまでカバーできる計算になる(笑)

これを4万円で購入できればある意味エコかもしれない。廃油の処理さえ何とかなればこういうのもありかなと。
でもボクはいろいろなオイルを試したいオトコでもあるから、同じオイルだけを使い続けるのもなぁと思ってしまう。ドラム缶のエンジンオイルの交換は肉体労働だ。明日辺りもう一つのサーバーが空になるだろう。
どうか交換作業は他の人がやってくれますように(笑)背中が痛い。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 元スバルの糞メカニック より:

    エアコンプレッサーのタンクが縦になってオイルを補充する時は
    エアホースを繋いで吸い上げるタイプは吸い込みホースをドラム缶に投げ込むだけで
    重くは無いのですが、
    油脂保管庫の同じエア駆動でもプランジャーで圧送するオイルタンクは皆逃げてました。
    とにかくプランジャーが重くて(中学生位の重さ)パイプが上の穴から底まで長いので
    持ち上げるのも大変、怠ればプランジャーポンプがオイルと空気ごと吸い込んで
    ノズルからシェーキになったオイルが噴出して周りを汚すとゆうおまけ付き・・・
    シェーキになったオイルは嵩が変わっているので1日放置して空気を抜いてから
    エンジンに投入と本当にうんざりな機器がありました。

  2. MHO より:

    オイル、空気が入ると真っ白になりますよね(笑)あれは最悪です