整備工場に入庫する時はある程度燃料は入れておいてほしいお願いと理由について

この前、車検で入庫してきた車。

どう思います?非常に困りますね。

燃料ゲージはエンプティで、すでに燃料警告ランプも点灯してしまっています。

入庫してきた車両がこの状態で、いろいろとご用命の多い車検整備。そして終わった後は納車希望。

このパターンは非常に困ります。

ガソリンが空っぽだとテスト走行もできないし、検査も困る

整備車両が入庫した時、ガソリンが空っぽだと困ることがいくつかあります。

よくよく考えればわかることだらけですけど、書いてみます。

まずテスト走行ができないという事。

特にご用命事項で、走行中ガタガタ異音がするなどとオーダーがあった場合。現象を確認するためには走行テストは必須条件です。

故障診断のスタートって、現象を確認することからスタートします。ご用命事項に対して、現象を確認する前にリフトアップして想像で整備をするのは駄目。

例えばガタツキ音がすると言われると、多分スタビリンクだろって、想像からスタートする整備士が結構います。初心者を抜けて中級レベルに入ってくるとやりがちなパターン。

自分の経験則に基づいて最初から車を点検する。これだとお客さんが言っている異音が何なのか?そもそもその音であってるのか?現象を確認する前に修理して直ってるのか?

不透明なことが多いので、必ず走行テストをします。そんな時ガス欠だったらどうしましょう。

保存のガソリンを入れて、燃料代も請求するか?などなど困りますね。

車検だったら完成検査の時にも困ります。

車検の完成検査って、エンジンをしばらくかけておいて完全暖機状態で排気ガスを計測します。

いつガス欠するかわからない車のエンジンをかけ続けいるというのは、なんとも心臓によくないことですよね。

ガス欠はエンジンにダメージを与えてしまう

そしてあまり知られていないのが、エンジンってガス欠状態だとよくない。

アイドリング程度で止まってしまうのならまだいいんですけど。高速負荷を与えている時にガス欠になると、最悪エンジンが壊れる事があります。

理由はガソリンでエンジンを冷却しているからです。

レースカーやチューニングカーって、高速スピードでコーナーリングをします。その時燃料が偏って空気をポンプが吸い込むと、ガス欠になってエンジンブローすることがあります。

ガソリンによる冷却が追い付かないからピストンが溶けてしまうからです。

これを恐れてコレクタータンクなどを取り付けてガス欠防止しています。

そこまではいかないにしても、整備車両がガス欠状態で入ってくるとこういった理由で非常に困ります。

最後に納車に行くときなどもハラハラドキドキですよね。ガソリンを入れていった方がいいのかどうか?

もしかしたら途中で止まっちゃったりしないかなぁって。

車屋さんに車を入れる時は最低でもガソリンメーター1メモリくらいは残した状態にしておいてください。

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