真夏になると、整備工場には「エアコンが効かなくなった」という車が毎日のように入庫してきます。
スバル・サンバー(TT2)もその1台。もちろんガス漏れによる故障も多い車種ですが、それと同じくらい気を付けたい部品があります。
それがエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチリレーです。
このリレーは故障すると突然コンプレッサーが作動しなくなり、エアコンがまったく効かなくなります。
しかも、部品代はわずか数千円。
だからこそ、故障する前の交換がおすすめです。
サンバーでエアコンが効かないと聞くと、多くの人は高圧ホースからのガス漏れを疑います。
実際にコンプレッサーへ接続される高圧ホースのカシメ部分や、エバポレーターからのガス漏れは非常によくあります。
しかし、
このような症状なら、リレー不良の可能性も十分考えられます。
マグネットクラッチリレーは、エアコンスイッチを押した時にコンプレッサーへ電気を送る重要な部品です。
このリレーが故障すると、スイッチを押してもコンプレッサーがONになりません。
その結果、
という症状になります。
ガス漏れと症状が似ているため、点検しないと見落とされることもあります。
サンバー(TT系)のマグネットクラッチリレーは、
運転席シート後ろのヒューズボックス内
に取り付けられています。
青いリレーが4個並んでいるうち、一番右側がエアコン用リレーです。
エアコンをON・OFFした時に「カチッ」という作動音がしない場合は、リレー不良を疑ってもいいでしょう。
純正リレーの価格は約2,620円。
交換作業もそれほど難しくなく、エアコン修理としては非常に安価に済む部類です。
コンプレッサー交換やガス漏れ修理になると数万円以上かかるケースも珍しくありません。
そのため、このリレー交換だけで直れば非常にラッキーな故障と言えます。
僕の経験では、このリレーは決して珍しい故障ではありません。
走行距離が7万kmを超えたあたりから不具合に遭遇することもあり、突然エアコンが効かなくなるケースを何台も見てきました。
もちろん必ず壊れる部品ではありませんが、
という方であれば、数千円の部品代で安心を買うという意味でも予防交換する価値は十分あります。
サンバーのエアコン故障というと、ガス漏ればかりに目が向きがちです。
しかし、実際にはマグネットクラッチリレーの故障も非常によく見かけます。
この部品は突然壊れ、コンプレッサーが作動しなくなるため、「昨日まで普通に効いていたのに、今日はまったく冷えない」という症状になることもあります。
部品代は約2,600円程度と比較的安価です。
真夏にエアコンが使えなくなって困る前に、一度リレーの状態を点検し、必要に応じて予防交換を検討してみてはいかがでしょうか。
サンバーに限らず、スズキだろうがトヨタだろうが、ダイハツだろうがこのリレーはダメになります。5年めどくらいで交換しておくことで、無用なトラブルを避けることができます。
汎用リレーでもある程度使えるので、一度交換しておくことをお勧めします。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。