125ccクラスのバイクというのは、実際に所有してみるとかなり絶妙な存在です。
僕が乗っているのはホンダのハンターカブ、CT125。
最初は「維持費が安くて、近場を気軽に走れるバイクが欲しい」というところから始まりました。
ところが実際に乗ってみると、単なる移動手段ではありませんでした。
燃費はいい。維持費は安い。ちょっとした悪路にも入っていける。そして何より、自分で部品を取り付けたり整備したりする楽しさがある。
車とはまた違った面白さがあります。
目次
125ccクラスの大きな魅力は、やはり維持のしやすさです。
車のように毎年大きな維持費がかかるわけではなく、税金も比較的軽い。
さらに、自動車の任意保険にファミリーバイク特約を付けられる環境であれば、任意保険についてもかなり負担を抑えられます。
もちろん自賠責保険や消耗品代は必要ですが、それでも車をもう1台増やすことと比べれば、かなり気軽です。
僕が125cc以下のバイクを欲しいと思った理由のひとつも、ここでした。
「使わないときに所有しているだけでお金がどんどん出ていく」
そんな乗り物ではないんです。
気軽に所有できて、必要なときにはしっかり使える。
このバランスが125ccの大きな魅力だと思います。
そして、ハンターカブに乗っていて毎回感心するのが燃費です。
僕の場合、平均すると1Lあたり50km以上走ることも珍しくありません。
車に乗り慣れている人間からすると、この数字はかなり衝撃的です。
少し給油するだけでかなり走れる。
近場への買い物や用事、ちょっとした移動なら、車を出すよりハンターカブの方が圧倒的に気楽です。
ガソリン価格が上がっても、燃料代の負担をあまり強く感じません。
「今日はちょっと遠回りして帰ろうかな」
そんな気持ちになれるのも、燃費の良さがあるからだと思います。
ハンターカブという名前の通り、舗装路だけを走るバイクではありません。
タイヤや車体構成も含めて、多少荒れた道ならどんどん入っていけます。
もちろん本格的なオフロードバイクとは違います。
それでも砂利道や林道、未舗装路などを走ってみると、
「こんなところまで行けるのか」
と思わせてくれます。
車だと幅や最低地上高を気にして入りにくい場所でも、ハンターカブなら気軽に進める。
この走破性があるだけで、行動範囲が変わります。
単純にA地点からB地点へ移動するための乗り物ではなく、
「ちょっとあっちの道へ入ってみよう」
という遊びができるんです。
125ccクラスのバイクが欲しかった理由として、僕は災害時のことも考えていました。
道路が混雑したり、車では通りにくくなったりしたとき、小さなバイクは非常に機動力があります。
ハンターカブなら燃費もよく、多少路面が荒れていても走ることができる。
もちろん、災害時に万能という意味ではありません。
それでも、移動手段を車だけに依存しないという意味では、1台あると選択肢が増えます。
普段は趣味や移動手段として楽しみながら、いざというときにも使える。
そこも魅力のひとつです。
僕は実際に、次男が中学生だった頃、社会体育の送迎でハンターカブを使ったことがあります。
125ccなので条件を満たせば二人乗りもできます。
車を出すほどでもない距離なら、こういう使い方ができるのも便利です。
「趣味のバイク」というだけではなく、生活の中で普通に役に立つ。
これが僕にとってはかなり大きかったです。
そして整備士として一番面白いと感じるのが、ハンターカブはDIYで楽しめる余地が非常に大きいことです。
僕のハンターカブにもいろいろ手を入れてきました。
たとえばシフトインジケーター。
ハンターカブは「今何速に入っているのか分かると便利だな」と思う場面があります。
そこで社外品のシフトインジケーターを取り付けました。
他にも、乗っていると
「ここをもう少しこうしたい」
「この部品を付けてみたい」
という部分が次々に出てきます。
バイクは車より部品が見えやすく、構造も理解しやすい部分が多い。
取り付けた部品がそのまま目に見えるので、DIYした満足感も大きいんです。
工具を持って自分で少しずつ手を入れていく。
そして乗ってみる。
気になるところがあればまた直す。
こういう楽しみ方ができるのもハンターカブならではです。
僕はハンターカブを買ってから、ずっと同じ状態で乗っているわけではありません。
部品を付けたり、整備したり、ちょっと失敗したり。
そのたびに少しずつ自分仕様になってきました。
車でも同じことはできますが、ハンターカブはもっと気軽です。
部品ひとつで乗り味や使い勝手が変わる。
見た目も変わる。
自分で取り付ければ、その部品に思い入れも出てきます。
買った瞬間が完成ではなく、乗りながら育てていく。
そこが面白いんだと思います。
大型バイクには大型バイクの魅力があります。
ただ、準備して、装備を整えて、「今日はバイクに乗るぞ」と気合を入れないとなかなか乗らなくなることもあります。
その点、125ccは本当に気軽です。
ちょっとコンビニへ。
ちょっと買い物へ。
近所を少し走る。
そういう使い方ができます。
結果として、所有しているだけではなく、実際に乗る機会が多くなる。
僕は乗り物というのは、乗ってこそだと思っています。
高性能でも、維持費が高すぎたり、準備が大変だったりして乗らなくなってしまうより、気軽に何度も乗れる方が楽しい。
そういう意味でもハンターカブは非常にいいポジションにいるバイクです。
125ccというと、
「小さいバイク」
「維持費が安いバイク」
というイメージが強いかもしれません。
でも実際にハンターカブに乗ってみると、それだけではありませんでした。
燃費がいい。
維持しやすい。
悪路にも入れる。
二人乗りもできる。
DIYでいじれる。
普段の足にもなる。
そして何より、乗っていて楽しい。
僕にとってハンターカブは、単なる移動手段というより「遊べる道具」に近い存在です。
大げさな準備をしなくても、エンジンをかければすぐ遊びに行ける。
これが125ccの一番いいところなのかもしれません。
そんな僕のハンターカブとの付き合いを、納車からカスタム、整備、実際に使ってきた記録まで含めて1冊の電子書籍にまとめました。
ネットの記事では断片的に書いてきましたが、本では時系列に沿って「実際に所有して何をやってきたのか」が分かるようにしています。
ハンターカブに興味がある方や、これからCT125に乗ってみたい方、DIYやカスタムが好きな方に読んでもらえたらうれしいです。
ホンダ CT125 ハンターカブ カスタム&メンテナンス記録
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。