【正式決定】日野自動車の型式指定取り消し!トヨタ、いすゞも処分へ

3月29日に正式決定されました。

日野自動車の一連のエンジン不正問題を受けて、3月25日に聴聞会を開催。日野自動車側は出席はしませんでした。

そして、聴聞会を経て3月29日に正式に国土交通省より行政処分が下されました。

自動車製作者に対する行政処分を行いました

一連の騒動を振り返ってみると、3月4日に日野自動車株式会社は、日本市場向け車両用エンジンの排出ガスおよび燃費に関する認証申請における不正行為を確認、国土交通省および経済産業省へ報告をしました。
中型エンジン「A05C(HC-SCR)」は排出ガス性能の劣化耐久試験において、大型エンジン「A09C」および「E13C」は認証試験の燃費測定において、それぞれエンジン性能を偽る不正行為があったことを確認し、出荷を停止。小型エンジン「N04C(尿素 SCR)」についても、不正の有無は判明していないものの燃費性能の問題が判明。

3月25日に聴聞会が開催されました。

そして同3月25日に中型エンジン「A05C(HC-SCR)」のリコールを開始。

更に3月25日にグレーだったN04Cエンジンでも不正が発覚しました。

結果、国土交通省が下した処分は、日野自動車のこれらのエンジンに対して型式指定の取り消しです。

この型式指定の取り消しを行うと、どうなるか?これらのエンジンを載せて車を販売することができなくなります。

つまり該当車の生産・出荷を停止しないといけません。今後は新しく型式指定を取得するか、載せるエンジンを換えるかしないといけないわけです。

ただし、注釈があり

型式の指定の取消しに関しては、取消しの日までに製作された自動車、共通構造部及び装置については、取消しの効力は及ばないものとする。

となっています。販売済みの車両については、これらの限りではないという事ですね。一部エンジンではとりあえずリコールが出ています。

トヨタといすゞも日野のエンジンを載せて車を販売していたので、搭載するエンジンの変更を余儀なくされます。

これは不正があったエンジンではないですけど、日野のN04Cという同型のエンジンです。

デュトロやコースターなどいろんな車に搭載されているので、幅広い影響がでるかもしれませんね。

いずれにしろ、型式指定の取り消しは、不正を理由に下されたケースは初めてとなり、日野自動車の信頼は大きく失墜したと言えます。

今後は巻き返しを図るべく頑張ってもらいたいです。

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