250cc以下のバイク給油拒否GSなど出現で考えるエネルギーインフラとは

先日、ネットで話題になった250ccバイクの給油を拒否したというガソリンスタンド。

この件については、僕もガソリンスタンドで働いていた経験もあるし、125ccのバイクも所有して乗ってるので両方の言い分はわかります。

250cc以下のバイクの給油を拒否、元スタンド店員でバイク乗りの考えは

こちらが前回書いたものです。

まとめることが難しかったんですが、フルサービスでバイクを給油するとなると、今後は割増料金などが発生する時代になってきたのかなって。

セルフサービスのスタンドで、バイク乗りたちが勝手にガソリンを入れていく分には許容しないとまずいと思います。

バイクの給油って、給油ノズルを差し込んだまま並行して違う作業をすることはできません。

ずっと付きっきりで燃料タンクにこぼさないようにガソリンを入れないとダメです。

気を使うし、手間もかかる。その割に小さいバイクだと10Lもガソリンが入らない。人件費を考えるとガソリンスタンド側としては、あまり来店して欲しいとは思えないわけです。

双方の妥協点とすれば、バイクの給油単価を上げるとかそういうことになるんじゃないかなって。

そんなことは出来ないっていうスタンドもあるでしょうし、そういう文句を言われるくらいだたら給油拒否したいというスタンドもあるでしょう。

変わらず入れてくれるスタンドだってあるはずです。

ガソリンスタンドの経営って、今非常に苦境に立たされています。どんどんつぶれていっている背景もあります。燃費の良いハイブリッドカーなどが台頭してきて、販売量自体が落ちてるからです。

スタンドだって、インフラといわれてもボランティアじゃないんですから。利益をあげなければ維持できないし、維持するために損切りをせざるを得ないという苦渋の決断をしていることも考慮してあげないといけないと思います。

ただ、ガソリンを入れられないとなると、バイクが生活の一部になってる人には非常に困ります。

インフラってそもそもなんなんだろう

車を動かすエネルギーって、ガソリンや軽油、電気にLPG、そして水素などが今では主流です。

この中で少数派なのはLPGと水素です。LPGってタクシーに採用されている燃料で、タクシー会社が自前でスタンドをやってるところもあります。

ランニングコストを下げないといけないので、燃料代は安いに越したことはないわけです。では燃料電池車のエネルギーとなる水素はどうか?

水素なんていうと、もはやトヨタのミライくらいしか思い浮かばないと思います。かろうじてホンダのクラリティ。

もしミライしか自分の乗り物がなかったらどうですか?近くに水素ステーションありますか?

水素ステーションがあったとして、毎日やってますか?

やってないところが多いんですよ。燃料電池車って超少数派です。お店を開けていたとしても、車が来ない。となると、無駄な経費を注ぎ込めないので毎日運営しないで週に2日しか開けないことだってありえます。

バイクの場合、また話が変わってきます。車よりもバイクの方が圧倒的に移動費で考えると安いです。

趣味のバイクのハーレーとか、大きなバイクはのぞきます。それこそスーパーカブやスクーターなど。

新聞を配達しようとしたら車で回るよりスーパーカブの方が小回りはきくし、乗り降りのスピードも違うしで最適なわけです。

燃料電池車の場合は、あえてその車を選ぶのなら、不便でも我慢しないといけないよねって。そう思えますよね。

他のパワーユニットの車があるのに、あえて燃料電池車を選んでいるのです。

バイクの場合、バイクでしか成り立たないことだってあるのです。もしこれから先バイクの給油にどんどんと制限がかけられてしまったら、新聞配達が困るので、新聞の単価が上がる。

ピザの配達料が上がるなど、サービスを使う側にもそれは及んできます。

こういった意味を考えると、ガソリンスタンドもある程度はがんばってもらわないと困りますね。それか、その事業に対して補助を与えるとか。

多分日常使いのバイクは電動化されていくと思いますので、そうなれば会社や自宅で充電ができる。

ガソリンスタンドにくるバイクは、生活インフラをささえるものというよりは、個人のレジャーの乗り物である。となってくれば、値上げもしやすいのかもしれない。

自動車産業は100年に1度の大変革期に入っているので、こういうことも表立ってきましたね。

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