国交省から注意喚起!台風やゲリラ豪雨の季節到来!改めて確認!車からの緊急脱出法など

忘れもしない2019年の10月12日から13日に台風19号が到来しました。僕が住んでいる地域でも河川の堤防が決壊し、甚大な被害をこうむりました。

お客さんの車も相当数水没し、廃車として引き上げた台数が100台あまりに上りました。

台風19号以降も日本各地で水害が頻繁に発生しています。

この時期いつどこでゲリラ豪雨に遭遇するかわかりませんし、正直台風が来たらどの程度の被害が起こるか検討付きません。

ハザードマップを見て、要注意な場所に住んでいる人はそれなりの対策を講じたほうがいいでしょう。僕も台風19号を経験してからというもの、家の保険を見直したりしました。

もし、これは・・というゲリラ豪雨に見舞われたら何をするべきか?国土交通省のHPにも注意喚起が載せられていました。

車が水没するとまずい高さは?

道路の排水が間に合わないと、どんどんと水かさが増していきます。

車はある程度高さがあるものの、それを越す勢いで雨が降ってくるとお手上げになります。

どの辺をボーダーラインとするべきか?1つの目安となるのが、タイヤの高さ半分程度まできたら危険です。車内に水が浸水してきたら黄色信号。この高さになるとマフラーが水に浸かってしまい、排気ができなくなることでエンジンが止まってしまいます。

ドアの高さまで水かさが増してくると、水圧がかかるのでドアを内側から開けられなくなります。

こうなってしまったら車はあきらめて自分が助かるためだけの行動に移すこと。

車が浸水した時の脱出順序は?

万が一ゲリラ豪雨に襲われて、乗っている車が浸水を始めたらどうするか?

一番は水がタイヤの半分に到達する前に、なるべく高い場所へ移動することです。

それが間に合わない場合どうするか?

マフラーが水に浸かってしまって、エンジンが停止してしまってもまずは慌てないでください。この時点で車より自分の事を第一に考えて脱出します。

水がドアの高さまに達していなければ、ドアを開けて即座に脱出してください。

ドアの高さまで水が達していたら、外からの水圧が邪魔をして内側からドアを開けることが困難になります。次にするべきことはエンジンのスイッチをONにして、運転席のパワーウインドウを下げる。

そして運転席窓から脱出するのです。

エンジンが停止しているのにそんなことができるの?と思う人も居るかもしれません。ですが、車が浸水したとしてもある程度電源系統は作動します。パワーウインドウはエンジンがかかっていなくたって、動かすことができるんです。

運転席窓が開いたらそこから脱出。

一番の問題はドアも開かなくて、パワーウインドウも下げられない場合。このまま車と一緒に水没するのを待つだけなのか?

車に緊急脱出ハンマーがあれば、それを使って運転席ガラスを内側から割ってください。

シートベルトもうまく外せない時は、付属のシートベルトカッターを使ってベルトを切ります。そして、内側から運転席窓を割って脱出するのです。

ポイントは窓ガラスの高さにまで車が浸水する前に行う事。ガラスにまで水が達していると、割った瞬間に一気に水が流れ込んできて混乱します。

ちなみにフロントガラスは合わせガラスなので、この手のハンマーで割って脱出するという事はできません。

あくまでも運転席ガラスを割ることを考えてください。

緊急脱出ハンマーは、運転席から手を伸ばしてとれる範囲のところに置いておく事。

緊急脱出ハンマーがない場合の脱出方法は?

最後に緊急脱出ハンマーがない場合どうするか?

とにかく慌てないで、室内のものでハンマーの代わりになるものをまずは探してください。車載ジャッキなどがあれば同様に窓ガラスを割ることができます。

本当に車内に何もない場合は、車の中が浸水してくるのをあえて待ちます。

室内も外と同じくらい水カサが入ってくると、外側と内側の水圧は等しくなるので内側からドアを開くことが可能になります。

あわてない。あきらめない。シミュレーションをしておくことが重要です。

一番まずいのが、高架橋下の地下のど真ん中あたりで身動きが取れなくなる場合です。もし車から脱出できたとしても、地上に戻るにはかなりハードルが高いです。

緊急脱出ハンマーがあれば、水かさが低い位置から脱出ができるので、そこからなら地上に脱出ができます。

車に1台かならず備えておくのがベストです。

そろそろ車載工具の一環として、新車装着しておいてほしいですね。

グローブボックスの中に入ってたりすると安心感が増しますから。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする