検査基準

本日は検査基準について。
自動車の検査ほど曖昧なものはないかもしれない。なんせ車検の検査といっても検査員の意見は十人十色だからだ。
例えばタイヤを例にあげると乗用車なら残りの溝が1、6ミリないと適合しない。
しかしその溝をどこで測るか?それによって大きく変わってくる。
最近の細い軽自動車のタイヤはショルダーが減りやすい。
一番外側のショルダーなどすぐに検査基準の溝なんか減ってしまう。
ここは検査員の意見で変わってくるだろう。
オイル漏れもそう。著しい漏れはやはり適合しなくなるけれど、どの位の漏れだと
アウトになるのかがかなり曖昧な考えになってしまう。
下回りのガタもそう。

どの程度のガタが駄目なのか?検査員によってはガタに気づかない人もいるかもしれない。
陸事の検査員はかなり甘い認識を持っていると思う。
業者には厳しいが、ユーザー車検で持ち込むと驚くほど緩い。
FCを持ち込んだ時、触媒レスのマフラーがついていると知らないままラインに入った。
最後の下回り検査の前の排ガス検査はなぜかパス。下回り検査で触媒が ないから駄目といわれた。
触媒は排ガスをクリーンにする装置でしょう。しかしながら触媒がついてないのに排ガス検査にパスするのは何故なんだろと。
その時はエアポンプについては何もいわれなかったのに後日ラインに持ち込んだら違った検査員。
今度の検査員はエアポンプのホースがないとダメだという。
なんとも曖昧だ。
ステップワゴンのユーザー車検の時ははみ出しているタイヤでも車検に通ってしまった。
うちの工場なら間違いなく検査に落ちていただろう。
と、自動車の検査というのはやはり人間が行うもの。百パーセントは無理だろうが、八十パーセント位は十人の意見が同一にならないと駄目なんだと思う

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする