高級オイルと安いオイルの違いはどの程度影響する?高級オイルが必要な理由は何?

車のメンテナンス、一番話題になるのがエンジンオイルの交換についてだと思います。オイルって本当に奥が深くて興味深いものです。基本中の基本でもあるオイル交換です。こだわり出すときりがありません。

例えば交換するエンジンオイル、値段はピンからキリまでありますね。それこそ4リットル缶で1000円くらいで買えてしまうものもあれば、1リットルで5000円近くするものだって存在します。

4リットルで1000円だとリッター250円。1リットル5000円のオイルとの価格差は20倍にも及びます。

安いオイルと高級オイルを使い続けると最終的に車にどのような差が付く?

仮に2台の新車があるとします。1台には4リットル1000円のオイルを使い続け、もう1台には1リットル5000円のオイルを使い続けたら?

走行距離が10万キロに到達した時点で、それぞれのエンジンにはどのような差が生まれるのか?

これは実際に検証していないので、想像の話になります。

おそらく、体感できる差はほぼ出ないと思います。若干感じられるのはメカニカルノイズの大きさ。もちろん高級オイルを使い続けたほうが、新車に近い音のままではないかなと。

オイルの値段に差があるのは、性能に差があるからに他なりません。高級オイルを入れ続けるほうがエンジンにとってはやさしいという事はわかります。

では20万キロに到達した時はどうなるか?

20万キロまで走ると、体感ができるぐらい差がでているかもしれません。走行距離が進むとエンジン内部が摩耗します。金属がこすれ合ってるから摩耗するのは当たり前です。エンジンの摩耗を減らすために潤滑剤としてオイルが存在しています。

高級オイルのほうが油膜切れを起こすことはないので、エンジンの摩耗はすくなくなっていることでしょう。

普段使いに高級オイルは必要なのか?高級オイルが必要なときは?

それでは高級オイルとは、どんな目的で使うべきなのか?

自分の車が大好きで大切で仕方がない!という人は、やはり高級オイルを入れるほうがいいです。車を道具としてみたら、高級オイルは必要なのか?

これは、ケースバイケースですが、普段使いで高級オイルが必要なほどエンジンは問題ないと言えます。

もし僕が高級オイルを入れるとしたら、それはサーキット走行をする前日などにあえていれます。サーキットランは街乗りでは考えられないほどエンジンに負担がかかります。

裏をかえせば街乗りレベルの使い方で高級オイルが必要なのかというと、そうでもないわけ。

最終的なトータルコストで考えると、走行距離20万キロ弱で車を買い替えるのなら、普通のオイルで十分です。

高級オイルが必要になるのは、スポーツ走行や峠道を頻繁に走行するような負荷がかかるときだけです。

高級オイルの性能を使い切れない、明らかにオーバースペックになってしまいます。もちろん自分の車が大事な人は高級オイルを選択するのがいいと思います。

僕もバイクを買って、まずは慣らしをしながらオイルのフィーリングを試しています。最初にい入っていたオイルは鉱物油です。新車なので、1ヶ月100kmでオイルを交換しました。やや早めかもしれませんが、新車のオイルは1ヶ月または1000kmで交換をメーカーが推奨していたためです。

初めてのオイル交換で部分合成油にしてみました。そして、次にオイル交換をするときは化学合成油を入れるつもりで買ってあります。

それぞれのオイルの違いを試してみて、最終的には20リットルのペール缶でまとめ買いしようと思っています。

化学合成油で買うか部分合成油で買うかですね。部分合成油でも十分なんだろうけど、化学合成油を買ってしまいそう。それは自分のバイクがとても大事だからです。

オイルの差額は馬鹿にならない

昔も書いたことがありますが、オイルの差額って本当に馬鹿にならない金額になります。

一回のオイル交換が1000円で済む場合と1万円かかる場合、コストは10倍です。オイルを30回ほど交換すると下手すればリビルトエンジンが買えるほどの差額になってきます。これは本当。

もっと高級なオイルを入れるとなれば、20回のオイル交換時点でエンジンが買えてしまうかもしれません。

これってどうなのかなって。だったら安いオイルを入れていて、20万キロ時点でエンジンを載せ替えてしまうと、両者の違いはどうなるのかなって。

トータルコストの話になりますが、この辺りが非常に悩ましい問題です。

オーバースペックのオイルや部品を使うと、コストがかかる。自分が大好きな車はもちろんプライスレスなので、それでいいと思うんです。

車を道具としてみたら、それは過剰になってしまう。

その両者をうまく比較しながら最適な性能と金額のオイルをチョイスしていくのが、一番いいんだと思います。

それでも僕は化学合成油を買ってしまうかもしれない。だって、大切で愛着があるし、これから長ーく使いたいと思っているからです。

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