著しく品質の悪い安いオイルは、エンジンを壊しかねない!ピストンリングの膠着に注意

車に限らず、エンジンに使われてるオイル。エンジンオイルは4サイクルエンジンであれば定期的に交換が必要です。

エンジンオイルの選定は一番問題ないのは、その車の純正オイルを使う事。純正オイルっていうのは、その性能を担保しています。

もちろん純正オイルよりも高性能なアフターメーカーのエンジンオイルも存在します。100%化学合成油などがそれにあたります。

しかし、中には性能的にちょっと大丈夫なのかなぁっているオイルもたまに見かけられます。

エンジンオイルは基本的に、グレードと粘度が合致していれば問題ないと言われています。

格安オイルの心配な点はピストンリングの膠着

エンジンオイルには主に5つの性能が求められています。

潤滑・清浄・冷却・防錆・密封です。

この中ではどれも大切ですが、長い間蓄積されていく問題として清浄性。オイルが汚れるのはオイルがエンジン内部の汚れを包んでいるから。

この清浄性能に問題を抱えているオイルを使い続けるとどうなるか?

一番怖いのがピストンリングの膠着を招くことです。

壊れたエンジンを分解して検証するたびに、多分一番多い原因がピストンリングの膠着です。

リングが膠着して圧縮がなくなっていたり、棚落ちしているピストンをよく見かけます。

ピストンリングがリング溝から固まって動けなくなることって、エンジンブローに一気につながります。安いオイルはここが怖い。

ずーっと安いオイルを使い続けると、汚れが堆積してくるので注意が必要です。

市販されているオイルでそこまでひどいものはみた事がありませんが、オークションなどでペール缶で有名オイルを買ったら中身が入れ替えられていたなんていう詐欺もあるので注意してください。

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