整備ネットワークと諸活動

自動車整備士って、絵に描いたようなイメージで思っている人が結構いると思います。
まさにそのとおりで、絵に描いたようなイメージなんですよ。
今日はちょっと違った視点でのお話しを。大体の工場は認証番号や指定番号というものを持っています。
整備振興会とつながりがあり、○○支部の○○工場といったそんな感じで、所属しています。
この支部の活動というのはいろいろあります。まずはお勉強会。
最新技術や検査基準について、みんなで話し合う。続いて諸活動として街頭検査があります。
これは警察と一緒になって、不正改造車を撲滅せよみたいなスローガンで行います。
街頭検査で何をおこなうかというと、通行する車を一旦止めて(警察の権限で)車が不正改造をしていないかを確認したりします。あまりにも悪質な場合は改善命令まで出されてしまいます。
これを各支部の代表が集まって警察と一緒に抜き打ちで行います。ボクも検査員の先輩が違う出張で出払っていたので、お手伝いをしに行ったこともありますが、なかなか強力な活動ですね。

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そして、ブラックユーザーなどという名簿も支部に出回ってきたりします。
これは売り上げを支払ってくれない悪質なユーザーであって、この車両が入ってきたら
整備作業は行わないようにと、整備工場で結託して望むというもの。
名簿に目を通してみたら、下は2万円程度の未納金から上になると100万円以上の未納金など様々。
ある程度の約束を通して、まったく支払う誠意を見せない悪質なケースに限り、そういった名簿のリストに名前を刻まれてしまう。こんなこともやっていたんだなと、最近知りました。
それと整備工場同士の親睦会と称してボーリング大会をやったり、みんなで旅行にいったりもします。
整備工場というのは、ディーラーだろうが町工場だろうが同じで、みんな整備振興会に所属しています。
すべてつながっているんだということを改めて知りました。
ちょっと意外な整備工場の一面についてでした

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