JMSに見る、日産・ホンダ・マツダのスポーツモデルを考える

蓋を開いてみると、見どころがたくさんあって驚きました。ジャパンモビリティショー。

各社、いろいろなコンセプトモデルを発表しています。

今回取り上げたいのが日産とホンダ、そしてマツダから出展された3台。

次期GT-Rのコンセプトモデルである日産のハイパーフォース。

そして、ホンダからは往年のリバイバルとなったプレリュード。

マツダは次期RX-7の大本命となったICONIC SP。

まず、率直にこの3台をみてみると、市販可能度が高いのは

プレリュード>ICONIC SP>ハイパーフォース

となると予想します。この中でダントツの注目度というのはICONIC SP。次期型のRX-7です。

このまま市販されてもおかしくないんじゃないかっていうほど、パワーユニットやスタイリングが煮詰められています。

かたやハイパーフォースは、全く実現度がないなと。ここからどのように変化を加えてGT-Rになっていくのか想像がつきません。

プレリュードは、デザインが良くなったと思いました。

今のホンダって、個人的にいうとデザインが消極的で好きではないです。今のホンダのデザインで一番いいと思うのはヴェゼルですね。あとはイマイチですね。

でもこのプレリュードはいいと思いました。すっきりしてるし、新しい。

これならソニーとの共同開発されてるアフィーラよりデザインが好きです。ここまで新しいデザインで即市販できそうなものを作るのなら、あえてプレリュードという名前を使わなくてもよかったんじゃないのかなって個人的に思います。

どちらにしろ、この流れでデザインが変わっていけばいいですね。

そしてハイパーフォース。

ハイパーフォースに限ったことではないですが、日産が出展してきた車両は全てこう言ったデザインで出てきています。

これを何と評していいのか・・。実現可能度が低くていろいろなことができる!と考えて作ってきたのなら、もうちょっとかっこいいものにしてほしかったなと。

何だかハリボテ感が半端なくて、想像を膨らませることも難しいです。

ICONIC SPは最高ですね。

まずデザインがいい。

マツダの流れるような流線型のボディ。

どこかNDロードスターにも通じるし、RX-7にも通じる。

このICONIC SPはNEロードスターとして登場しても、FE3SのRX-7として登場してもどちらでもありかなと。

サイズもロードスター<ICONIC SP<RX-7という順番になっていてどっちとして出してもいけるようになってるのがポイントです。

しかしパワーユニットはしっかり作り込まれています。

新世代の2ローターを搭載したロータリーエンジン、それをPHVとして燃費と環境面に対してもきっちり作ってきています。

PHVなので、おそらくCAFEや騒音規制もクリアできる。つまりこの車を市販するハードルだってクリアできるわけです。

ちゃんとユーザー目線で作られているのが嬉しいですね。期待してしまう。特に最近のマツダって高級路線のSUVメーカーになりつつあったので。

絶対にもうロータリーエンジン搭載車のスポーツカーなんか出てこないだろうなって。RX-ヴィジョンあたりの段階で出せてなかったからもうダメだろうなと思っていました。

でも、アンサーとしてこういうパワーユニットで提案できますよ!というのがバッチリ掴めたので嬉しかったです。

多分RX-7が復活するとなったら、おそらくこれがラストチャンスになるんじゃないかな。RX-7ってロータリーエンジンを積まないと存在し得ない車です。

モーターのみを乗せてRX-7だ!と言ってもそれは違う車になってしまう。環境・騒音などを踏まえるとICONIC SPがRX-7を復活させるラストチャンスになるのではないかなと思います。

値段はそれなりになるでしょうけどね。

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