プリウスにリコール!自動ブレーキの作動が遅れる恐れありでコンピュータのリプロが必要ということで考えた事

トヨタのプリウスにリコールが出ました。

内容は以下の通りです。

衝突回避支援システム(プリクラッシュセーフティシステム)において、プリクラッシュブレーキアシスト制御プログラムが不適切なため、前方に衝突の可能性がある車両を検知した際、警報および警告表示は正常に作動するが、運転者のブレーキ踏力が弱いと、ブレーキアシスト作動が遅れる場合がある。

国土交通省HPより引用

対策は何かというと、プリクラッシュブレーキアシスト制御プログラムを対策仕様に修正するというものです。

いわゆるハードの問題ではなくて、ソフトの問題です。

コンピュータのリプロで済むという事になります。ここの所、コンピューターのリプロ作業のリコールが非常に増えてきた感があります。

コンピューターのリプロ作業とは?

コンピューターのリプロ作業というのは、ようするにプログラムの書き換えです。

専用診断機やパソコンを使って書き換えます。

写真に写っている診断機は結構古いDENSOのものですが、この診断機でもコンピューターのリプロリコールを行ったことがあります。

ダイハツのブレーキ負圧スイッチリコールで、スイッチを交換した後リプロをかける必要がありました。

今、リプロ関係のリコールが非常に増えています。

その理由は何故かというと、コンピューター制御がかなりち密になってきているということにつきます。

車に使われてるセンサから入ってきた信号をコンピューターが解析して、アクチュエータを動かしています。

ある一定条件でアクチュエータの動きに不備が出たとすると、コンピューターの制御プログラムを書き換えるだけで改善ができてしまうからです。

昔に比べるとリプロ作業が増えてきたのはここにありますね。

コネクテッドカーはディーラーに行かなくてもリプロできる将来がくるか?

ここでふと考えたのが、コネクテッドカーならわざわざディーラーの診断機を使わなくてもリプロができるんじゃないかなと。

パソコンってそうですよね?電源を入れたらいきなりウインドウズアップデートってよくある話じゃないですか?

あれと同じことを車で行えるかというと、可能だと思います。

コネクテッドカーは車がネットにつながっているので、電波環境がよくて安定化電源が確保できればコンピューターのリプロはコネクテッド上で完結ができるはずです。

ディーラーだと診断機の数に限りがありますが、コネクテッドカーならサーバーのプログラムを一斉に読み込ませて書き換えをさせればいいので、手間もぐんとなくなります。

近い将来リプロ関係のリコールは自動で行われる日が来ると予想します。

プリウスにお乗りの方は、早めにリコールを受けてください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする