タントに乗ってる人からの相談。
どのような相談かというと、燃料計がおかしいというものです。
それは、燃料を満タンにする。すると燃料計が満タンにならなくて、しばらくたったら満タンになる。
とか、満タンになったかと思ったら、いきなり数メモリ減る。そしてまた満タンになる。
という奇怪な動きをするというものです。
こちらのタントに搭載されている燃料メーターはデジタルメーターです。
車検で預かった時に、当社でもガソリンを満タンに入れさせてもらって、症状を再現できるかのテストをしてみました。
が、症状は出ませんでした。
それから、一旦納車して様子を伺っていたら、不具合の頻度が増えてきたので修理したいということで着手。
この手の再現できない故障については、正直正解がどこにあるか推測の上での作業になってきます。
まずは最寄りのダイハツディーラーに相談して、メーカーから同様の事例が出ていないかを調べてもらいました。
すると全国的に類似した不具合が1件あったということで、その情報を聞いてみるとやはりゲージユニットの不具合。
ゲージユニットは、燃料タンクの中に入ってるセンサーです。
燃料タンクの中に入っていて、黒い浮きの部分が燃料の量に応じて浮いたり沈んだりします。
それを可変抵抗をつかってコンピューターへ信号を送っていると。
燃料メーターの不具合となると、一番先に怪しいと思うのはこのゲージユニット。次に燃料メーターとなります。
部品代が思いのほか安かったので、これで完治するかの保証はとれないけど試す価値があるのでお客さんに打診したら交換してくれとなりました。
このタントは2WDなので、燃料タンクが樹脂製です。
金属タンクと違って、取り扱いに注意が必要になります。専用の工具を使って、ゲージユニットを取り外していきます。
ユニットが浮いたり沈んだりして、抵抗値を変えて信号を送る。
この接点が不良になっているんだろうということですね。
ゲージユニットは3650円。ガスケットは2250円。工賃は1.5時間なので、2万円弱の仕事でした。
終わってからしばらく経って、オーナーにヒアリングすると不具合は出ていないということなので、原因はゲージユニットであっていたのかなと、ほっと胸を撫で下ろしています。
燃料系統のメンテナンスはPEA配合の燃料添加剤を半年に1万キロに1回程度いれることです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。