軽トラックや軽バンのタイヤを交換するとき、「このタイヤで荷重に耐えられるのか?」と迷ったことはありませんか。
純正指定と違うサイズに交換したい。今ついているタイヤで問題がないか確認したい。そんなときの判断材料として、MHO ENGINEERINGに「タイヤ負荷能力チェッカー」を用意しました。
僕自身、整備や検査の現場で、タイヤの負荷能力を確認する場面を経験してきました。
サイズが合って取り付けられることと、その車に必要な負荷能力があることは別です。特に商用車は、人や荷物を載せた状態まで考える必要があります。
その確認を、もっと手軽にできるようにしたい。今回のツールは、そのために作りました。
目次
このツールは、基本的に車検証や自動車検査証記録事項を確認しながら、必要な数値を手入力して使っていただく仕組みです。
前後の軸重、乗車定員、最大積載量などの車両情報と、装着するタイヤのロードインデックスや規格などを入力して確認します。詳細計算では、画面の案内に従って追加の条件を入力してください。
少し手間はかかりますが、同じ車種・型式でも、駆動方式やグレード、装備によって重量が違います。まずは、目の前にある車の情報を使っていただきたいと考えています。
タイヤについても、サイズだけでは負荷能力を決められません。タイヤ側面に表示されているロードインデックスや規格を、実物で確認してください。
まずは簡易テストで、明らかに負荷能力が不足する組み合わせではないかを確認できます。
不足が分かれば、その時点でタイヤ選びを見直す材料になります。
一方、簡易テストで不足が見つからなかった場合も、それだけですべての条件を満たしたとは限りません。引き続き詳細テストで、軸重や積載条件、空気圧などを確認してください。
必要な情報が揃わない場合は、無理にOKを出さず、判定を保留する仕組みです。
今後は、詳細を確認してデータベース化できた車両から、車種を選ぶことで入力を省略できるようにしていく予定です。
ただし、データがない車を使えなくするつもりはありません。
登録されていない車も手入力で利用でき、確認できた車は入力が楽になる。その両方に対応させていきます。
車種選択で数値が入った場合も、ご自身の車の年式や仕様、車検証の記載と一致しているかを確認してください。
詳細テストの結果は、ブラウザーの印刷機能からPDFとして保存したり、紙に印刷したりできます。
入力した条件と計算結果を残しておけば、工場内で確認したり、担当者同士で相談したりするときにも使えます。
「何となく大丈夫そう」ではなく、どの条件で計算し、どの程度の余裕があったのかを共有できることに意味があると思っています。
タイヤの負荷能力は、検査員に確認しないと判断しにくい場面もあったと思います。
このツールは、整備主任者や整備士、受け入れ担当の方にも、最初の確認に使っていただきたいと考えています。
例えば、入庫時に装着タイヤを見て気になった場合。交換を希望されているタイヤで負荷能力が足りるか、事前に確認したい場合。
その場で数値を入れて確認できれば、検査直前になってから問題が分かることを減らす手助けになるはずです。
検査員へ相談するときも、入力条件と計算結果が揃っていれば、話を進めやすくなります。
ここは必ずご理解ください。
このツールでOKが表示されても、それは入力された条件に基づく、負荷能力についての計算上の結果です。
タイヤやホイールのはみ出し、ハンドルを切ったときの干渉、損傷など、負荷能力以外にも確認が必要な項目があります。
最終的な良否判定は、実車と適用される基準を確認する検査員に委ねられます。
印刷したPDFも、車検合格を証明する書類や、行政機関の承認書ではありません。入力内容や実際の装着状態を確認するための補助資料としてお使いください。
もちろん、これ一つですべてを判断できるわけではありません。
それでも、気になったときに数値を入れて確認できる道具があるのと、ないのとでは大きな違いがあります。
僕は、現場で役立つツールにできると思っています。
タイヤ交換前の確認に。受け入れ時の確認に。そして、検査員へ相談する前の整理に。
車検証とタイヤの表示を手元に用意して、ぜひ使ってみてください。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。