オートレベリング警告灯

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このライトに上下の矢印がついている警告灯は何かというとオートレベリング警告灯です。

正式名称はディスチャージヘッドランプオートレベリング警告灯と、長ったらしい名前がついてますが一般的にオートレベリング警告灯と言われています。

ちなみにこの警告灯のマークはトヨタのものです。

そもそもこのオートレベリングという機能はなんなのかというと、HIDの新車装着車についていて

ヘッドライトの光軸を自動で調整してくれる機構です。

HIDではないヘッドライトの車にはマニュアルのレベライザーの装着が義務付けられていて、新車には必ずついてきます。車検の時は、レベライザーの数値を0に合わせた状態で光軸をテストします。

なんでこんな機能が必要なのかっていうと、荷物を後部座席に積んだら、リヤが下がりますよね?
後ろが沈むとフロントが浮くわけで、ヘッドライトが上向きになってしまいます。

これを補正するのがレベリング機能ということになります。マニュアルの場合はライトスイッチの近くにダイヤルがついていて、自分で操作してヘッドライトの上下を合わせられます。

ですが、オートレベリングが付いている車は、自動的に光軸を調整してくれるのです。
オートレベリング警告灯が点灯しているということは、この機能がトラブルを起こしているということになります。

~対策~

ではこのオートレベリング警告灯が点灯したらどうするか?

実はこのオートレベリングという機能は、リヤの沈み込みをセンサーで感知しています。
つまり、ドレスアップで車高を落としたりすると、リヤが沈み込んでいるという認識をしてしまうこともあります。

例え4輪きちんと車高を均等に下げたとしても、センサーが感知しているのは現段階ではあくまでリヤの沈み込み。
なのでフロントも下がって、異常がないのにリヤに荷重がかかっているのでヘッドライトを下向きへ動かすように制御したりしてしまいます。

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HID搭載車に装着されているオートレベリング機能

もしサスペンションを変えて、車高を落とした時点でこの警告灯が点灯したら一度リセットする方法もあります。
やり方はダイアグ端子の短絡させてとある動作をする。

下手にダイアグ端子を間違えて短絡させたら二次災害になるので、ディーラーなどに持ち込んでリセットしてもらいましょう。

ただ、強力に車高を下げてしまったら、コンプライアンスを重視するディーラーなどでは入庫すら拒否されてしまうかもしれませんので注意してください。

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