チューニングと自動車整備

本日はチューニングと自動車整備という話題でお話を。話を進めるにあたり、
自動車整備を修理工として置き換えて呼んでください。世の中にはチューニングショップというテクニカルショップが多数ひしめき合っています。そこに在籍するショップの人をチューナーと呼んでいます。
このチューナーが施すチューニングという作業。これと修理工の仕事。結論から言うと、どっちもどっちかなと。
チューナーには非常に高次元でのエンジン・車両制御が求められ、特にその技術は高い水準にあります。キャブ時代の旧車に現代の電子制御エンジンを載せてフルコンにてきめ細かく制御。旧車が現代の車と同じ感覚で乗れるようになってしまう。
おそるべしチューニング。

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チューニングは本当に大変だと思います。ほんの少しの妥協を許すとエンジンが壊れかねない。
そこまで既存のエンジンのポテンシャルを引き出してやる。
それを高い信頼性と兼ね合わせて調律していく。MHOもこのチューニングが好きで、
機会があればもっともっと深く勉強をして自分でいろいろとやりたいと考えています。
昔はやはり一般整備工よりもチューナーの方が高い技術を持っていると信じて疑わなかった。

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修理工と呼ばれる一般整備士。現場で10年近く整備をしていますが、この修理工たちも相当のツワモノぞろいということが本当に実感が出来た。
確かに整備作業についてはチューナーよりはきめ細かい制御などは求めなくてもいいけれど、一体これはどうすりゃいいんじゃいというほどグダグダにボロボロの車両を復元して検査に通す。
これもまた一つの技。もはやこれまでだろうというほど錆錆になった車からエキパイを取り外す。
こんな地道で苦労の多い仕事を黙々とこなすのが現場いる修理工の匠達。
10年近く現場にいて感じることはチューナーと修理工は似ているようで違うんだなと。
それぞれが認め合う長所を持っている。

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チューナーはチューナー。修理工は修理工。ボクも修理工の端くれとして日々精進しています。
ある現場で全く動かなくなった車のエンジンをかけて乗って来いとかブレーキが全く効かない3トントラックを山から下ろして来いとかクラッチオイルが漏れ漏れの車を20km先まで運べなどといった現場系のテクニックが存在していて、とてもためになるのであります。
でもボクは板金作業なども覚えてトータル的に作業のできる人間になりたいと考えています。
そして、それらをひっくるめてチューニングの現場に生かせていければ・・・
うーむ車というのはやはり面白いのでありますね

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