年間走行距離が1万キロを超えるなら法定点検は必ず受けるべき

年間走行距離を割り出した時、1万キロを超える人。法定点検は受けていますか?

今日は法定点検について。車の使用者は運行前点検の他に法定点検という点検、そして車検をしなければいけません。車検については、受けないと乗れなくなってしまうということで、9割以上の人は受けていると思います。

9割以上というのは、中には確信的に車検を受けていない人も残念ながら一定数存在するのです。その中で法定点検も受けている人は半数を切っているのが現状です。

法定点検はコストパフォーマンスの高い作業

法定点検は自家用の乗用車であれば、12か月点検になります。車検と車検の間に行う点検です。

自家用の貨物車(軽自動車除く)は半年ごとです。

12か月点検は車検の基本料金のおよそ半額位です。大体1万円ちょっとくらいが基本点検料金です。この金額で車検並みに車を隅々まで点検してもらえます。

ブレーキまで分解して、残量や漏れも点検。車検と違うので修理しないと車を返してもらえないわけでもありません。

自賠責や重量税などの諸費用もかからないので、車検に近い作業をしながら1万円ちょっとで整備士に見てもらえます。

走行距離1万キロを超えると車検までもたない部品が出る

年間の走行距離が、1年に1万キロを超える場合ちょっと注意が必要です。

1回目の車検ではほぼ大丈夫ですが、2回目以降の車検になるとある程度交換部品が出てきます。1万キロ以上走ると次の車検まで部品が持たないケース。

具体的にはファンベルトやブレーキの残量などです。車検と車検の間に法定の点検をきちんと受けてくれれば、今の部品をギリギリまで使い切ることができる。

車検しか受けないのであれば、車検のタイミングである程度の残量があったとしても交換しておかないと、部品がもたなくなる。こういう場合です。

特にブレーキパッドが悩ましい。3mm前後になるとどうするか?

部品を使い切るためには、自分できちんと管理ができる人か、しかるべきタイミングで点検を入れる人に限られてきます。

法人ユーザーは特に注意!

これは以前も書いたことがありますが、万が一点検をうけていない車両があったとします。法定点検を受けていればブレーキパッドの交換が間に合った。

そんな車が事故を起こした場合。相手側に点検を受けていないということを突き付けられたら、今の時代厄介なことになるかなと。

法定点検を受けてれば防げた事故。こういうことがやり玉にあげられる可能性が考えられます。なので、法人で使う車というのは必ず国で定める点検は受けるべき。

個人が事故を起こすのは自己責任。会社の車が事故を起こしたら、会社の信用問題にもつながりません。

年間走行距離が1万キロを超える車は法定点検をうけることをお勧めします。

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