なんだか冗談のようなネーミングのアイテムを紹介します。
車に乗ると、なぜか気持ち悪くなる。僕も小さい頃そうでした。特にバス遠足などのディーゼル車が大の苦手でした。

更に夏場になると、
「車に乗った瞬間からちょっと気持ち悪い」
「エアコンを入れると車内のニオイが気になる」
「子供が車に乗るとすぐ酔ってしまう」
という相談を受けることがあります。
車酔いというと、揺れによって三半規管と目から入ってくる情報にズレが生じることが主な原因として知られています。
ただ、車内のニオイも不快感を強める要因の一つです。
そんな中、ちょっと気になる商品が一般販売されることになりました。
エステーとスズキが共同開発した車用消臭芳香剤、
「エアフォレスト ヨワン」
です。
目次
スズキとエステーが共同開発した車用消臭芳香剤
エアフォレスト ヨワンは、エステーとスズキが共同開発した消臭芳香剤です。
2025年3月28日に発売され、これまではスズキのECサイト「S-MALL」やスズキ歴史館、スズキ販売店などを中心に販売されていました。
ところが発売後の反響が大きく、発売から半年で年間販売目標だった1万個を達成。
そこで2026年7月3日から、全国のドラッグストアやスーパーマーケット、ホームセンター、カー用品店などにも販路を拡大することになりました。
これまでスズキ販売店などでしか購入しにくかった商品が、一般のお店でも手に入りやすくなるわけです。
「ヨワン」は車酔い対策を意識した商品
この商品の面白いところは、単純な芳香剤として開発されたものではないという点です。

エアフォレスト ヨワンには、北海道産トドマツの天然精油が配合されています。
そして、乗り物酔いの原因の一つとされる「車内の不快な臭い」を軽減することを狙った商品になっています。
ここは少し注意したいところです。
「この芳香剤を置けば車酔いしなくなる」
という商品ではありません。
車酔いには、車両の揺れや視覚情報、体調など様々な要因があります。
ただ、車内の嫌なニオイが苦手な人にとっては、ニオイそのものが気分の悪さを助長してしまうことがあります。
そう考えると、
「車酔い対策の一つとして、車内環境を整える」
という使い方は理にかなっています。
整備士からすると「芳香剤の前にやってほしいこと」もある
ここで整備士として一つ言っておきたいことがあります。

車内が臭いからといって、いきなり強い芳香剤でニオイを上書きするのはおすすめしません。
なぜなら、ニオイの原因が車の中に残っている可能性があるからです。
例えば、
・エアコンフィルターの汚れ
・エバポレーター周辺のカビや汚れ
・シートに染み込んだ汗や飲み物
・フロアマットの湿気
・食べ物のこぼれ
などです。
特に夏場はエアコンを使用する時間が長くなります。
エアコン内部に湿気が残れば、カビや雑菌による嫌なニオイが発生することがあります。
この状態で芳香剤を置いても、
「いい香り+元の嫌なニオイ」
になってしまうことがあります。
これは整備士としてもよくある話です。
まず原因を取り除く。
そのうえで車内環境を整える。
この順番がおすすめです。
車酔いしやすい人は「ニオイ」もチェックしてみよう
もし家族に車酔いしやすい人がいるなら、一度車内の環境を確認してみるといいでしょう。
例えば、
「エアコンを入れた瞬間に嫌なニオイがする」
「車に乗った瞬間、車内独特の臭いがする」
「夏になると車内が特に臭くなる」
という場合です。
こうした場合は、まずエアコンフィルターを点検してみる。
フィルターが真っ黒になっていたら交換する。
必要であればエアコン内部のクリーニングをする。
そして車内の汚れや湿気を取り除く。
ここまでやって、それでも車内のニオイが気になるなら、消臭芳香剤を使うという方法があります。
エアフォレスト ヨワンの価格は?
今回の一般販売では、
本体:約1,980円
詰め替え:約1,480円
です。
一般的な車用芳香剤と比較すると、少し高めに感じるかもしれません。
ただ、単純に「いい香りにするための芳香剤」というより、車内の不快なニオイを軽減し、快適な車内環境を作ることを目的にした商品です。
特に、
「家族が車酔いしやすい」
「車内のニオイに敏感」
「芳香剤の強い香りが苦手」
という人なら、こうした商品を試してみる価値はあると思います。
ただし、車酔いそのものを防止・治療する医薬品ではないので、その点は理解しておきたいところです。
車酔い対策は「揺れ」と「ニオイ」と「車内環境」
車酔い対策というと、酔い止め薬を飲んだり、遠くを見るといった方法を思い浮かべる人が多いと思います。
もちろん、それも大切です。
一方で、車内の環境を整えることも重要です。
車内が暑い。
空気がこもっている。
エアコンから嫌なニオイがする。
強烈な芳香剤の香りがする。
こうした環境では、せっかくのドライブも快適ではありません。
まずはエアコンフィルターや車内を点検して、ニオイの原因を取り除く。
そのうえで必要なら消臭芳香剤を使う。
車酔いしやすい人がいる家庭なら、こうした小さな対策から始めてみるのもいいでしょう。
今回の「エアフォレスト ヨワン」は、スズキとエステーが共同開発したというところも面白い商品です。
これまではスズキ販売店などを中心に販売されていましたが、今後はドラッグストアやスーパー、ホームセンター、カー用品店などでも購入できるようになります。
「車内のニオイがちょっと気になる」
「家族が車酔いしやすい」
そんな人は、一度車内環境そのものを見直してみてはいかがでしょうか。
芳香剤を置くことだけが対策ではありません。
整備士としては、まず「臭いの原因を探す」。
そこから始めることをおすすめします。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。