アルトのエンジンオイル、オイル交換だけで2.2Lの少なさを考える

つい先日のことですが、アルトに乗り換えたお客さんがオイル交換に来店されました。

その時、作業を担当したんですが改めてびっくりしました。

オイルを抜いた後に、ゲージを見ながらオイルを注いでいきました。

ジョッキには2.5Lくらい入れておいたんですが、2Lほどいれた時点でゲージのほぼFULL近くまでオイルが入りました。

ちょっと早いですけどタイヤ交換も一緒に依頼されて、オイルを抜きながらタイヤを脱着していたので、ドレンを外している時間は普段のオイル交換よりも長かったと思うんです。

が、なんでこんなに入っているのか・・。

電子説明書を閲覧してみたら、なんとオイル交換のみだと2.2Lという量なんです。

これは久しぶりに少ないなぁって驚きましたね。

ダイハツのEFエンジンで2.1Lとかそういったかなり少ないものも経験してきましたけど、久しぶりにオイル量の少ないエンジンだなと。

もちろん入れすぎは厳禁なので、2Lちょっと入れてOKとしました。

問題はその量です。

2.2Lのオイルで高回転まで回されるエンジン

昔も書いたことが何度かあります。

オイルの量って、エンジンだけでなく車種によってもバラバラです。

スズキとかダイハツなら、同じエンジンでいろいろな車種に積まれています。

ダイハツだとわかりやすいのですが、例えば同じKFエンジンでもハイゼットカーゴとかになると3.2Lとか。

だけど、他の同じKFエンジン搭載車では2.5Lとか存在します。

この辺は、エンジンのマウント方式とかいろいろなことを考慮しているんだろうなとは思います。

どのエンジンにもなんとなく共通していますが、排気量が大きくなるほどオイルの量は増える傾向にあります。

エンジンが大きくなるからということもあるんですけど。

しかし、軽自動車みたいな小排気量車でオイル量が少ないと、エンジンにとっては非常に厳しいだろうと。

2000ccのエンジンで60km/h巡行で、2000回転だとします。660ccの軽自動車の場合極端な話非力なので3000回転くらいでキープしないと仮定します。

2000ccのエンジンにはオイルが4L入っていて、軽自動車には2.2L。

どっちの方がエンジンオイルに負担がかかりますか?というと比べるまでもないわけです。

軽自動車って、メーカー純正のオイルが3L缶で販売されているものがあります。

3Lでオイルフィルターを含めても足りますよ!と。

スズキなんかはそうなっていますね。たまに乗用車でオイルフィルター同時交換で4.2L使うエンジンとかありますけど、嫌でしたね。

昔うちで乗っていたRF3のステップワゴンがまさにそれで、4L缶だとフィルター同時交換で量が足りなくなるという・・。

とはいえ、オイルの量が多ければ多いほど、オイルに対するダメージは少なくなります。改めて軽自動車のオイル交換は早めにやらないとダメだよなと思いました。

そのため、オイル添加剤なんかも軽自動車の方が効くと思います。

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