アナログの距離メーターの仕組みはこうなっている!メーター戻しが容易な作り

知ってる人はご存知だと思いますが、とある時期を境に車検証に走行距離が記載されるようになりました。

それまでは、車検証に走行距離は書いてなかった。今では完成検査時と登録書類に走行距離を書くようになっています。それを元に、新しい車検証では検査時の走行距離が記載されています。

何故走行距離が記載されるようになったかというと、メーター戻しを防止するためですね。

昔のアナログメーターって、簡単にオドメーターを巻き戻すことが可能でした。

メーターを分解してスピードメーターとオドメーターを取り外します。

白い突起の部分にミッションからのメーターワイヤーが直に接続されます。

メーターワイヤーがミッションの回転で回されることで、スピードメーターに回転を与えてオドメーターも回すという仕組みです。

ちなみに今はデジタルなのでセンサが行っています。

そしてこちらがオドメーターです。

こんなものは手でもいくらでも巻き戻すことが可能だったわけです。

悪徳業者は少しでも車の販売価値を上げるために、例えば10万キロオーバーの車に対してメーターを戻し、5万キロと偽って売っていた。こんなことが日常茶飯事で行われていました。

国交省もそれらの不正を見て、車検証に防止策として距離の記載をしたんです。

今はデジタルメーターなので、センサーからの信号を元にメーターを動かしてるので、不正は基本的にできないようになっています。

ちなみにメーターのギヤなどがかけてしまうと、動かなくなるので交換が必要になります。

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